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静岡県三島市教育委員会がkintoneを導入 ペーパーレスで450時間の作業時間を削減

2023年05月26日 14時30分更新

文● ASCII

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 サイボウズは5月26日、静岡県三島市教育委員会がkintoneを採用したことを発表。三島市教育委員会のkintoneのユーザーアカウントが、三島市内の全公立小中学校21校の全教員に配布され、各学校の校務や、教育委員会と各学校間の業務に活用していく。

 生徒の家族構成や連絡先や通学路などを記入する家庭環境調査票、タブレット使用同意書などの受付・管理にkintoneが活用される。これまでは用紙に記入し物理的に保管していたが、保護者は外部連携サービスを通じて、PC、タブレットやスマートフォン等での記入・提出ができ、kintone上で受付・管理が可能になる。

 三島市では導入により、年間およそ1万枚以上のペーパーレス効果と書類の印刷に要する84時間程度の時間削減が想定されている。特に家庭環境調査票については、紙の情報を校務システムへ転記する作業が必要だったが、kintoneにデータが集約され、島市内の公立小中学校全体で、およそ450時間の作業時間が削減されるという。

 現場の教職員からは、「紙からデータになったことで、検索機能を使って必要な情報を集めやすくなった」「書類の破損や紛失のおそれがなくなった」「ファイリングに気を配ることが不要になり、保健室などの保管場所まで足を運ばず、PC等からアクセスができる」などの声が寄せられているという。

左:従来の家庭環境調査票 右:kintoneで作成した家庭環境調査票

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