ダイソン株式会社
きれいな音ときれいな空気を届ける「Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホン」
ダイソン株式会社(東京都千代田区: 代表取締役社長 ピーター スミス、以下ダイソン)は、ダイソン初となるウェアラブル製品、「Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホン」の日本での発売を発表しました。このDyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンは、高度なノイズキャンセリング機能を搭載し、没入感のあるサウンドを提供します。さらに空気清浄機能を搭載し、花粉やウイルス*1などを捕集します。2023年5月23日(火)から、Dyson DemoおよびDyson.co.jp、その他一部家電量販店、店舗およびオンラインで順次販売を開始します。
Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンは、ダイソン初となるオーディオ、ウェアラブル製品ですが、ダイソンにとってオーディオや電気音響の専門知識は新しいものではありませんでした。これまでの製品の研究開発における、数十年にわたる音響学の経験とオーディオに関する専門知識を駆使し、ピュアで没入感があるリスニング体験を実現しました。
Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンの製品特徴
・長時間の連続再生:
Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンは、最大50時間*²、高度なノイズキャンセリング機能、音の歪みを極限まで抑えた、忠実なフルスペクトルのオーディオ再生を提供します。
・高度なアクティブ ノイズキャンセリング(ANC):
ANCシステムは、搭載されている11個のマイクのうち8個を使用しています。これらのマイクは1秒間に384,000回周囲の音をモニタリングし、最大38dBまで低減します。
・忠実なフルスペクトルオーディオ:
Dyson Zone(TM)ヘッドホンは、可聴域を超えた6Hzから21kHzの周波数まで再生します。スピーカーの周波数帯域が極端に狭いと正確な再生が難しくなるため、Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンは人間の聴覚の域を超える設計により、可聴帯域全体にわたってよりクリアな音を実現しています。このような広い周波数帯域は、電気音響工学のシステムエンジニアリングとベースコンポーネントによるもので、40mm、16Ωのネオジムスピーカードライバーがオーディオシステムの中核を担っています。
・極限まで抑えた音の歪み:
スピーカードライバー、電子装置、機械構造、素材そして音響は、歪みを最小限にするために慎重に設計されています。ドライバーの出力は、毎秒48,000回の高度な信号処理によって均等化され、ノイズキャンセリングと組み合わせて全周波数帯域にわたって高周波の歪みを聞き取れないレベルまで中和します。 (0.08% @ 94dB @1kHz)
・より繊細な音を聞くための科学的なチューニング:
ダイソンのエンジニアは、科学的な指標と幅広いユーザーのテストによって、オーディオの全領域において最も明瞭で繊細な音質を実現する仕様を選択しました。独自のEQ設定により、周波数カーブを最適化し、全周波数帯域においてクリアでピュアな音声を実現します。
・外出先での空気汚染に対応する高効率なフィルター:
取り外し可能なシールドは、着用者の鼻と口に清浄された空気を届けます。静電フィルターは0.1ミクロンの微粒子を99%捕集1し、一方でカリウムを含んだカーボンフィルターは都市汚染に関する酸性ガスなどを捕らえます。
・没入感のあるサウンドと、快適な付け心地:
様々な頭のサイズや形状でテストを行い、すべての人に同じ没入感のあるサウンドを実現させました。遮音性と快適性を両立させるため、従来のイヤークッションよりもあえて平たくし、耳の角度に合わせてクッションの角度をつけることで、最適な快適性を実現しています。
・通話機能:
2つのマイク によるビームフォーミング技術とノイズ抑制技術により、クリアな音声通話、音声録音、音声コントロールが可能です。
Dyson Zone(TM) 空気清浄ヘッドホンによる問題解決
世界人口の半分以上が都市部に居住し、2050年にはこの割合が7割に達すると予想されています*³。都市部の人口の増加に伴い、交通、建設、輸送などのインフラも発展し、大気汚染や騒音の発生など、私たちの生活環境に影響を及ぼします。Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンは、このような都市の騒音と大気汚染という2つの課題に取り組むため設計され、ダイソンの約30年にわたる、気流、フィルター技術、モーター技術に関する専門知識と、室内外の空気質に関する深い理解から生まれました。
各イヤーカップ内のコンプレッサーが二重構造のフィルターを通して空気を吸い込み、浄化された2つの気流が非接触型シールドを通して着用者の鼻と口に流れます。静電フィルターは0.1ミクロンの微粒子を99%捕集1し、カリウムを含んだカーボンフィルターはNO2やSO2などの都市汚染の代表的な酸性ガスを浄化します*⁴。
センサー、コネクティビティ技術、アプリ開発
MyDyson(TM)アプリでは、Dyson Zone(TM)空気清浄ヘッドホンの操作や、ノイズキャンセリングモードを調節するだけでなく、オーディオのイコライジングをエンハンスド(高音域を鮮明に)、ベースブースト(低音を強調)、ニュートラル(よりフラットなレスポンスカーブ)の3つのモードから好みに合わせて選択できます。MyDyson(TM)アプリは聴覚健康ガイダンスを考慮し最大音量が自動設定されていますが、必要に応じてアプリ内から設定を変更することができます。風速は、低・中・高・オートを選択できます。また、NO2の濃度と騒音レベルをモニターし、アプリに表示します。
【製品概要】
【参考情報】
ダイソンについて
・ダイソンは、シンガポール、イギリス、マレーシア、メキシコ、中国、ポーランド、フィリピンにエンジニアリング、研究、開発、製造、テスト事業を展開するグローバルなリサーチ、テクノロジー企業です。英国のコーチハウスからスタートしたダイソンは、1993年の創業以来、一貫して成長を続けています。現在では、シンガポール、セント ジェームズ パワー ステーションにグローバル本社機能を構え、英国では800エーカーを超えるマルムズベリーとハラビントンに2つのテクノロジー キャンパスを有しています。またこれらに加えて世界10カ所にエンジニアリング、リサーチ拠点を有しています。家族経営企業として世界全体で1万4,000名を超える従業員を雇用し、そのうち6,000名は優秀なエンジニアや科学者です。世界85の国や地域にて、250以上のダイソン デモ ストアで製品展開している他、バーチャルリアリティを体験できる新しいDyson Demo VRストアもその一つです。
・ダイソンは、新たなテクノロジー研究開発に27億5,000万ポンド(約4,372億円*)を投資しています。ダイソンは、エンジニア、科学者、ソフトウェア開発者からなるグローバルチームを持ち、固体電池セル、高速電気デジタルモーター、センシングとビジョンシステム、ロボット工学、機械学習技術、AIなどの開発に注力しています。1993年に最初のサイクロン式掃除機DC01を発明して以来、ダイソンはヘアケア、空気清浄機、ロボット工学、照明、ハンドドライヤーなど、問題を解決するさまざまなテクノロジーの開発を続けています。その範囲は、オーディオ分野に広がり2023年には、Dyson Zone空気清浄ヘッドホンが発売開始**しています。
・英国ウィルトシャー州マルムズベリーにあるダイソンの研究デザイン開発拠点(以下、RDD)には、2017年9月に開校したダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジー (Dyson Institute of Engineering and Technology)があり、2020年に教育提供機関として初めて新規学位授与権を認められました。ダイソンは、これまでにダイソン インスティテュートに3,150万ポンド(約50.8億円*)を投資しています。ダイソン インスティテュートの学部生エンジニアは、授業料無料で、給与も全額支給されています。彼らは、学位の取得だけでなく、英ダイソンのRDDで、グローバルエンジニアリング、リサーチ、テクノロジーチームの世界的エキスパートとともに、実際のプロジェクトに取り組みます。入学初日から世界中の人々の暮らしを向上させる新テクノロジーの研究開発チームの一員として貢献することができるのです。それは仕事以上、学位以上のものであり、学生が卒業後も長くダイソンに留まることが理想とはいえ、ダイソンに縛られることはありません。
・2002年に設立されたジェームズ ダイソン財団は、意欲的なエンジニアの育成、エンジニアリング教育の支援、医療研究への投資を行う国際的な慈善団体です。財団は毎年、次世代のデザインエンジニアを称え、育成、支援するため、国際エンジニアリングアワード、ジェームズ ダイソンアワード(https://www.jamesdysonaward.org/ja-JP/)を主催しています。対象者は、デザインやエンジニアリングを学ぶ学生や卒業後4年以内の若手エンジニアやデザイナーです。
・ダイソン家は、2012年にダイソン ファーミング(https://dysonfarming.com/)を設立しました。2019年からカーボンニュートラルを実現し、リンカーンシャー、オックスフォードシャー、グロスターシャー、サマセットにまたがる36,000エーカーに及ぶ英国最大級の農業事業者です。英国の農業とカントリーサイドへの長期的な投資に焦点を当てた、他に類を見ない家族経営の企業です。持続可能な食糧生産、食糧安全保障、環境は、英国の健康と経済にとって不可欠です。農業がテクノロジーの革命を推進し、またその逆もしかりです。ダイソン・ファーミングは、効率的でハイテクノロジーな農業と食品生産への新しいアプローチを開発しています。
ダイソン ファーミングは、小麦、大麦、ジャガイモ、タマネギ、エンドウ豆など、さまざまな農産物を生産しており、その生産量は英国最大の単一生産者です。また、牛肉や羊肉も生産しており、隣接する嫌気性消化器によって暖められた15エーカーの最新鋭のガラスハウスでは、季節外れの英国産イチゴを栽培しています。
・2022年、ダイソンはロボット工学とオートメーションに関する国際会議に出席し、未来の家事ロボットのプロトタイプを公開し、ハラビントンとシンガポールのキャンパスに広がる初期段階の家庭用ロボット研究の画像と映像を初公開しました。
・ダイソンは、14都市でダイソンの空気質センサー内蔵のバックパックと、世界中の家庭で使用されているダイソンの空気清浄機からのデータを用いて、ロックダウン中の空気の質について調査を行いました。その結果、人々が家の中でより多くの時間を過ごすようになったため、ロックダウン中に屋内のPM2.5レベルが上昇することがわかりました。
・毎年開催されるダイソン グローバルダスト調査は、人々の掃除習慣、ダストサイエンスに対する認識、ほこりが健康やウェルビーイングに及ぼす影響や意識などを理解することを目的としています。2021年には、COVID-19の影響でペットの飼育が急増したため、ペットの飼育と家庭のほこりの関係について人々の認識を理解するために調査範囲を拡大し、世界33カ国から32,282人の回答者が集まりました。
・ジェームズ ダイソン財団は、元F1ドライバーのジャッキー スチュワート氏が立ち上げた慈善団体Race Against Dementia (RAD)と協力し、150万ポンド(約2.38億円*)の認知症研究フェローシップに資金提供しています。RADダイソン特別研究員のクレア デュラント博士は、アルツハイマー病の新たなヒトモデルの確立を目指し、認知症に関わるタンパク質、タウ(tau)の役割を調査することを目的としています。
・ジェームズ ダイソン財団から400万ポンド(約6.3億円*)の寄付を受け、今秋、ロイヤル・ユナイテッド病院内にダイソンがんセンターが開設される予定です。このセンターは、イングランド南西部の50万人のためのがんサービスの拠点となる予定です。
・ジェームズ ダイソン アワードは、2023年に初めてポルトガルで実施されます。2005年以来、このアワードは、世界中の若者の発明を390件支援してきました。
**一部地域のみ
*1ポンド=159円換算
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*1 フィルター効率は、独立した第三者機関により、最大風量でISO 29463に適合するようテストされています。捕捉率は実際の使用状況により異なる場合があります。
*² 性能は、環境や使用状況によって異なる場合があります。
*³ World Bank accessed Dec 2(https://www.worldbank.org/en/topic/urbandevelopment/overview)
*⁴ 社外の試験室(23℃、50% RHの3m³の室内)において、最大風量設定でフィルターをテストしました(NO2、SO2、オゾン)。捕捉率は実際の使用状況により異なる場合があります。