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ジェネレーティブAIも動画エンコードも快適!水冷ノートPCの実力をチェック

文●加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ/ASCII

提供: マウスコンピューター

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 マウスコンピューター「DAIV N6-I9G90BK-A」は、CPUにインテル®「Core™ i9-13900HX」、GPUに「GeForce RTX™ 4090 Laptop GPU」を組み合わせたクリエイター向けノートPCだ。

 同社はかねてより水冷ユニットを組み合わせたハイスペックゲーミングノートPC「G-Tune H5-LC」を販売していたが、最近は水冷ユニットをオプションで選べるラインアップが登場している。当サイトではゲーミングブランド「G-Tune」のG-Tune H6-I9G80BK-Aも紹介しているが、今回紹介する「DAIV N6-I9G90BK-A」は最新の第13世代のCore i9にAda Lovelace世代のGeForceを組み合わせ、水冷ユニットもオプションで選べる最新かつ最強クラスのスペックを武器にしたクリエイター向けハイパワーノートPCと言うべき存在だ。

 このDAIV N6-I9G90BK-AがジェネレーティブAIや動画編集アプリなどでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、簡単ではあるが検証することにしたい。

Core™ i9-13900HXとGeForce RTX 4090を備え、最強のクリエイター向けノートPCを謳うマウスコンピューター「DAIV N6-I9G90BK-A」。同社の直販サイトで税込54万9800円で販売中だ

「DAIV N6-I9G90BK-A」の主なスペック
ディスプレー 16型(2560×1600ドット、ノングレア、sRGB率100%)
CPU インテル®「Core™ i9-13900HX」
(24コア/32スレッド、最大5.4GHz)
メモリー 32GB×2(DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(NVMe Gen4×4)
グラフィックス NVIDIA「GeForce RTX 4090 Laptop GPU」
(16GB GDDR6)
無線機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5
Webカメラ 200万画素(Windows Hello対応)
駆動時間 約8時間
インターフェース※ HDMI出力、Thunderbolot 4、USB3.1 Type-A、USB3.0 Type-A×2、SDカードリーダー(UHS-I対応)、2.5Gb LANほか
サイズ/重量 358.4×269×26.5mm/約2.44kg
OS Windows 11 Home

スッキリとまとまった外観

 手始めにDAIV N6-I9G90BK-A本体の外観チェックから始めよう。黒ベースでスッキリとまとめられたデザインはオフィスにも馴染むし、何より創作中に派手な発光で“気が散る”心配もない。

黒でシンプルにまとめられた天板にはDAIVのロゴがあるのみ。作業の集中に支障のあるキラキラした発光ギミックは一切搭載されていない(キーバックライトは別)のだ!

 インターフェース類は必要なものを最小限ではあるが、必要なものは一通り揃っている。USBはType-Aが左側面に1ポート(10Gbps)、右側面に2ポート(5Gbps)、背面にThunderbolt 4として運用可能なType-Cが1ポート。外付けHDDやマウスといった周辺機器を繋げるためにはUSB Type-CのドックやUSBハブなどでまとめて着脱することをオススメしたい。

本体後半は冷却ファンの排気口になっているため、インターフェース類は中央より手前側に集中している。右側面にはUSB 5GbpsとSDカードリーダーを配置

左側面にはUSBは1ポートしかないが、こちらは右側面よりも帯域の太い10Gbpsとなる。音声入出力系はマイクとヘッドフォン端子がそれぞれ独立しているが、ヘッドフォン端子は4極プラグ対応となる

背面にはACアダプターや有線LAN、HDMI出力にThunderbolt 4(画面出力も可能)などを配置。そして左端には水冷ユニットのホースを接続するためのポートが配置されている

 搭載液晶はWQXGA(2560×1600ドット)液晶が採用されている。あえて縦横比16:10の液晶パネルを採用した理由は、少しでも表示範囲を拡げて情報量を稼ぐためである。RAW現像でサムネール表示を1段でも多く、動画編集でトラックを1本でも多く表示させたい人にはうれしい選択だろう。情報量という点では4Kの方が多いのは確かだが、16型4K等倍表示で文字を読むのは大変辛いため、WQXGAはユーザビリティーの点でも妥当といえる。

 また、液晶パネルは照明の映り込みのしにくいノングレア、さらにsRGBカバー率100%をうたっている。おそらく液晶の解像度や縦横比からsRGBカバー100%に落ち着いたと思うのだが、クリエイター向けPCであるDAIVであれば、せめてDCP-I3のカバー率の高いパネルを使って欲しかった。ただ色をしっかり管理したければ、Thunderbolt 4やHDMI経由で色域の広いクリエイター向け液晶を接続した方が最終的な快適度は上がるので、ぜひ検討しておきたい。

キーボードはテンキーもFキーも付いているので、多種多様なショートカットキーを多用する人にも扱いやすい。配列はスタンダードなJIS配列だが、コスト優先で不自然な合体キーがない点は評価したい

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