基本機能はスマホに近い感覚で操作できる
腕を上げると「自動で画面を点灯できる」ほか、サイドボタンを押して点灯することも可能。さらに、画面をタップして点灯する設定もできます。なお、常に時刻だけは表示する「常時表示」にも切り替えられますが、電池持ちは著しく悪くなるようです。筆者は自動点灯で不便を感じなかったので、電池持ちを優先して、「常時表示」はオフにしたままで使いました。
文字盤(ホーム画面)を下にスワイプすると、クイック設定画面が表示。明るさを調整したり、タイマーを起動したり、夜間の通知などを制限する「スリープモード」に切り替えたりできます。
左方向にスワイプすると、心拍数、血中酸素レベル、睡眠、活動記録などの画面に切り替われます。これらは「カスタムカード」と呼ばれ、自分がよく使う機能を素早く呼び出せるようにカスタマイズできます。
右方向にスワイプすると、上に天気、下に音楽の画面が表示されます。この画面はカスタマイズできず、固定されているようです。ちなみに、筆者はiPhoneで「Apple Music」「Spotify」「YouTube Music」を聴いていますが、いずれもBand 8で再生中の楽曲を確認でき、一時停止・再生の操作ができました。
上方向にスワイプすると通知を確認できます。どの通知を有効にするかは「HUAWEI Health」アプリで設定できます。「Gmail」「メッセージ」「Twitter」「LINE」などの通知に対応していて、「その他」をオンにすると「Instagram」や「Eight」など、いくつかのアプリの通知も表示されました。ただし、全ての通知が表示されるわけではなく、iPhoneの「メール」は対応していない模様。
Band 8で素早く確認したいメールがある場合、「Gmail」アプリに登録したり、転送したりする必要があるでしょう。また、筆者がよく使うアプリでは「YouTube」「TikTok」「メルカリ」「あすけん」などの通知も表示されませんでした。
Band 8にはスピーカーとマイクは搭載されていません。したがって、電話に応答することはできません。電話がかかってきた場合、Band 8の画面には発信元と赤い拒否ボタンのみが表示されます。応答するには、スマホを取り出す必要があります。
スマホが見当たらない場合にワンタップで音を鳴らして探せる機能や、カメラのリモートシャッターとして使える機能も備えています。アプリの追加はできないものの、スマートウォッチとして必要最低限の機能は揃っている印象。スマホの画面比率に近い縦長の画面で、タッチレスポンスもスマホと同じ感覚。ストレスを感じることなく、スムーズに操作できました。