ハイセンスジャパンは5月10日、Mini LEDと量子ドットを搭載する液晶テレビのフラッグシップモデル「UXシリーズ」を発表した。75V型「75UX」と65V型「65UX」をラインアップし、価格はいずれもオープンプライス。5月中旬より発売する。
ハイセンス独自設計の新開発高性能液晶ディスプレーを搭載し、昼間のリビングルームでも見やすい高輝度性能、彩豊かに表現する高純度色再現性、黒をより黒く表現する高コントラスト、そして反射を抑えて見やすい画面を実現する低反射性能などフラッグシップモデルにふさわしい高画質映像を実現したとする。
Mini LEDバックライトを小型化し、従来比およそ2倍の数のLEDを配置。さらに構造の最適化を図り同社従来比およそ150%の高輝度化を実現した。画面の映り込みを従来比75%低減する低反射パネルを採用。また偏光子技術の採用で広視野角を実現し、横から見ても見やすい設計としている。
また、直下型Mini LEDバックライトを、エリアごとに分割して光の点灯を制御。従来のローカルディミングよりエリアをおよそ3倍に細分化し、明るい部分はより明るく、黒い部分はより黒く再現し有機ELに迫る高コントラストをうたう。
バックライトから出た光の波長をナノサイズの半導体粒子で変換する量子ドットを採用。さらに量子ドットフィルムを独立構造にすることで色分布が緊密に保たれ、広色域で色純度の高いリアルな色彩を表現できるという。DCI-P3カバー率は98%としている。
TVS REGZAとの共同開発による高性能エンジン「16ビットHI-VIEWエンジンX」を搭載し、人間が肉眼で見ているリアルな世界を高性能AI技術によって再現する。
その他、AIが被写体と背景を識別し肉眼で見ているような奥行きと立体感のあるリアルな映像を実現する「AIナチュラルリアリティー」、映像の中から人物の顔を探して肌色を自動補正する「美肌リアリティーアドバンスト」のほか、「AIネット映像高画質処理アドバンスト」「AI放送映像高画質処理アドバンスト」などの機能を搭載する。
サウンド面では、左右下のメインスピーカー、ツィーターと背面のサブウーファー2基に加えてテレビ上部に2基のイネーブルドスピーカー、左右横にサイドスピーカー、ツィーターを搭載。実用最大出力82Wの高音質サウンドで臨場感あふれる映像を楽しめるという。
ネット動画は、人気の動画配信会社17社の視聴に対応し、その内10社の動画配信会社をダイレクトで選べる。また、ダイレクトボタンを押下するとテレビの電源が自動起動する連動機能が追加された。
ゲーム向けの機能として、インターフェースにHDMI 2.1を採用し、4K120P入力の最新ゲーム機でもおよそ0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」に対応する。