NTTデータビジネスシステムズは5月8日、戸越銀座商店街においてAR技術を用いた実証実験を行なったと発表した。
小売業界においては、デジタル技術の活用が急速に進み、ビジネスモデルや顧客接点が変化しており、ARやVR技術を活用してリアル店舗における新たな購買体験の提供を検討するなど、デジタル技術を戦略的に活用することも重要性を増している。
NTTデータビジネスシステムズは一般社団法人戸越銀座エリアマネジメントとともに、新たな購買体験の創出をテーマにAR技術を用いた新規ビジネスの検討を進め、戸越銀座商店街にて、現実の世界に仮想の空間を重ね合わせ、デジタルならではのリアル店舗における新たな購買体験の有効性の確認、課題の抽出を行なった。
戸越銀座商店街(およそ1.3km)にてAR+GPSデータ+店舗データを組み合わせた実証実験を実施。ARの精度にはまだ課題が残るものの、各店舗の詳細情報をARとして表示でき、店舗情報をより簡単に取得することと、購買体験が一層充実することが期待できるとしている。
同社では、より精度を向上させるためにさまざまな課題に取り組み、技術の向上を目指すとしている。