マネーフォワードiは4月28日、SaaS管理プラットフォーム「マネーフォワード Admina」において、SaaS契約・サブスク管理機能の提供を開始した。
SaaSには年払い・月払いなど様々な料金形態が存在し、支払い方法もサービスごとに異なる。様々な種類のSaaSを導入すると、契約更新・支払い時期が異なることから管理が煩雑になる。更新のタイミングを逃すと、利用状況に応じた適切なプランやライセンス数の変更が出来ないことや、SaaSの解約忘れにつながり、不要な出費が発生するおそれがあるという。
同社は、SaaSを10以上利用する企業の経営者、役員、従業員を対象とするアンケート調査を実施した。その結果によると、「SaaSの契約更新において意図せず更新されてしまったことはありますか?」との質問に対し、「ある」という回答が64.07%、「ない」が25.30%、「わからない」が10.64%と、6割以上が意図しないSaaSの契約更新をしてしまった経験があるという。
今回新たに提供するSaaS契約・サブスク管理機能では、契約更新やアカウント棚卸しのタイミングを一元管理し、コストの削減が可能になるという。マネーフォワード AdminaにSaaSを連携し、契約情報を登録するだけで、契約更新日が近い順に並び替えて閲覧可能。1つのSaaSに複数の契約情報を登録でき、一度設定すると、以後は同じサイクルで更新日を自動計算して表示する。
さらに、契約更新日が近づくとアラートが出る機能や、Slack、Teams、Emailに通知する機能、メモや担当者を指定できる機能も近日中にリリース予定としている。