シャオミは、中国で最新フラグシップスマートフォン「Xiaomi 13 Ultra」を発表した。
中国では昨年12月に、グローバルでは今年2月に、ライカとのコラボ&5000万画素のソニー製1型センサー「IMX989」を採用した「Xiaomi 13 Pro」を発表したシャオミだが(「シャオミ、1インチセンサーのライカカメラ搭載「Xiaomi 13 Pro」を海外発表」)、早くもそのさらに上位になるモデルをリリースした。
Xiaomi 13 Ultraでも、メインカメラにIMX989を採用するのは同じ。しかし、光学的な性能がさらに高められているという。高精度で製造された8枚構造の非球面レンズを採用。物理的な絞り機構もあり、F値は1.9と4.0で切り替えできる。
メインカメラ以外は、12mm相当の超広角、75mm相当と120mm相当の望遠×2の4眼構成だが、これらのカメラのセンサーにも高性能なソニー製「IMX858」を用いている。この組み合わせを中国語で「黄金組合」と表現した。また、5倍や10倍といった倍率では複数のレンズでの映像を組み合わせ、標準での撮影時に見劣りしない画質を実現するとする。
もう1つ目新しいのが純正グリップを用意して、より本格的な撮影スタイルを実現する点。専用のカバーと組み合わせて利用するもので、レンズ側にはフード代わりにもなる67mmフィルターが装着できる。グリップ部には本格的なシャッターボタンが用意されており、半押しによるピント合わせも可能。
そのほかの部分だが、まずはディスプレーについては6.73型で、自国のTCL製AMOLEDを採用。2K解像度でピーク輝度はなんと2600ニト。LTPO技術を採用しており、1~120Hzの間でリフレッシュレートが自動で調整される。
SoCはもちろんSnapdragon 8 Gen 2で、LPDDR5Xメモリーと組み合わせられる。放熱性能も強化されており、大型のベイパーチャンバーによって冷却。4K/60fpsの動画撮影時にも途中で止まったりすることなく、録画が続けられるとアピールした。メインメモリーは最大16GB、ストレージは最大1TB。USB Type-C端子は5Gbps対応なので、PCに動画データなどを転送する際も高速で可能。バッテリー容量は5000mAhで、充電は最大90W対応。34分でフル充電できる。
価格は8GB/256GBモデルが5999元(約11万7000円)、12GB/256GBモデルが6499元(約12万7000円)、12GB/512GBモデルが6999元(約13万6000円)だが、Early Birdとして先行予約により、12GB/256GBモデルを5999元、12GB/512GBモデルを6499元、16GB/1TBモデルを7299元(14万2000円)で提供。グリップなどの純正アクセサリーキットは999元(約1万9500円)だが、同じく先行予約で799元(約1万5500円)となる。