全長261mmで扱いやすさ抜群！
GIGABYTEのGeForce RTX 4070搭載VGAはゲーム中に40dBAを切る静音性
NVIDIA最新ハイミドルクラスGPUのGeForce RTX 4070は、これまでのGeForce RTX 40シリーズと比べて扱いやすくなっている。それは、TGPが200Wに抑えられ、推奨電源ユニット容量が650Wにダウンしているからだ。
発売された採用ビデオカードのなかから筆者が目を付けたのが、GIGABYTEの「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」だ。
カード長261mmとGeForce RTX 40シリーズのなかでも扱いやすいWINDFORCE冷却システムを採用するGIGABYTE「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」
え!? GeForce RTX 40シリーズなのに小さくない？ と感じる261×126×50mmのカードサイズを実現している。そのうえPCIe補助電源コネクターはPCIe8ピン×1仕様なので、今使っているビデオカードからのアップグレードにイチオシの製品になっている。
3基のファンを備えた同サイズの「WINDFORCE冷却システム」は、細かい点は異なるがGeForce RTX 4070 Ti搭載の「GeForce RTX 4070 Ti WINDFORCE OC 12G」にも採用されているだけに、冷却パフォーマンスにも不安なしと言える。
今回はそんなGIGABYTE「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」を実際に、PCケースへ組み込んでチェックしてみた。
| 「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」のスペック表 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 製品名 | GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G | |||||
| 型番 | GV-N4070WF3OC-12GD | |||||
| アーキテクチャー | Ada Lovelace | |||||
| コアクロック | 2490MHz（リファレンス 2475MHz） | |||||
| メモリーデータレート | 21Gbps | |||||
| 搭載メモリー | GDDR6X 12GB | |||||
| メモリーバス幅 | 192bit | |||||
| PCI Express | Gen4.0×16 | |||||
| 補助電源コネクター | 8ピン×1 | |||||
| 推奨電源ユニット容量 | 650W | |||||
| 出力端子 | HDMI×1、DisplayPort×3 | |||||
| ボードサイズ | 261×126×50mm | |||||
「WINDFORCE」シリーズは、同社ビデオカードのなかでは下位に位置するが、下位モデルとは思えない品質になっている
「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」はオーバークロックモデルのため、TGPは216Wまでアップするが、PCIe補助電源はPCIe8ピン×1で足りている
80mm径ファンを3基備える最新の「WINDFORCE冷却システム」を採用する
メタルバックプレートで基板のたわみを抑える。GPUクーラー後部は、ファンからの風が直接抜けるおなじみのデザインになっている
80mm径ファン×3基のうち、中央の1基の回転方向を逆にすることで、乱流を抑える「Alternate Spinning」を採用する
ファンブレードに凸を備える「3Dアクティブファン」を採用
GPUクーラーの後部は、ファンからの風が直接抜けるようになっており、効率良く放熱できる
GPUクーラーのヒートシンクは3ブロック構造になっており、それぞれがヒートパイプで連結されている
インターフェース側。電源回路のチョークと接触しているのがわかる
GPUコアやGDDR6Xなどを冷却する中央部だ
ファンからの風が、ヒートシンクフィンを通り抜けるようになっている後部ブロックが最も大きくなっている
出力端子はHDMI×1、DisplayPort×3の4系統を装備する