NEC、ランサムウェアの感染やデータ破壊を検知して通知するログ監視オプションを追加したファイルサーバ統合管理ソフトウェアの新バージョンを発売
日本電気株式会社
~「NEC Information Assessment System V5.1」の販売開始~
NECは、ファイルサーバ統合管理ソフトウェア「NEC Information Assessment System(以下NIAS)」において、ランサムウェアの感染、大量データ削除処理を検知して管理者へ通知する機能やファイルサーバのアクセスログの収集および検索などが利用できるログ監視オプションを新たに追加した新バージョン(V5.1)を本日より販売開始します。
昨今、情報セキュリティ上の重大脅威として、ランサムウェアが筆頭に挙げられます。IPAの2022年の調査(注1)では、組織が直面する課題の一位となっており、業務継続の観点からも対策が必要とされています。また、内部からの不正アクセスも、長期間継続して企業を悩ませるセキュリティの懸念となっています。
新たに追加したログ監視オプションでは、ファイルサーバのアクセスログを監視し、ランサムウェアの感染が疑われる挙動を検知した場合や大量のデータ削除処理が発生した場合に、管理者にメールで通知します。(注2)
さらに、ファイルサーバ上のファイルの削除、アクセス権変更、新規作成・更新といったアクセスログを収集しているため専用管理画面から操作履歴を検索することもできます。
これにより、ランサムウェア感染などのインシデント発生や被害箇所などを速やかに把握し被害範囲の拡大抑止や迅速なデータ復旧を支援します。また、アクセスログの収集から不正行為を特定できるため、こうした行為への抑制効果も含めて内部不正を防止するといったセキュリティ強化による業務継続もサポートします。
その他にも定期的にファイルサーバの稼働状況を確認する「死活監視」、定期的にサーバの転送速度低下を監視する「転送性能監視」、任意に設定したルールに基づく異常の検知を行う「任意ルール監視」などの各種監視機能や、CPU、メモリ、ネットワーク負荷など対象機器のパフォーマンスログデータを収集しレポート化する機能も用意しました。
また、標準搭載のファイルサーバ分析レポート機能も強化し、従来の容量推移や増加予測、傾向分析に加えて、新たに容量が増減したフォルダの情報や不適切なアクセス権の件数・増減の通知、それらに対する分析コメントの提供が可能となり、これらの情報をPDFファイル形式でメールに添付し、管理者へ自動送信することにも対応しました。
NECは、このたび強化したファイルサーバ統合管理ソフトウェア「NIAS V5.1」を通して、こうした企業が抱える課題の解決に向けて、迅速なデータ復旧、内部不正防止、業務継続を支援していきます。
【販売価格、受注・提供開始日】
●受注・提供開始日:2023年4月17日(月)
*1:NIAS管理サーバ1台につき1つの基本ライセンス(1TB)が必要です。
*2:別途保守サポートの購入が必要です。
*3:管理容量に応じた追加ライセンスを用意しています。
以上
(注1) IPA「情報セキュリティ10大脅威 2022」https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2022.html
(注2) 一定間隔でアクセスログを収集・分析するため、リアルタイム検知ではありません。また、ランサムウェアを駆除することはできません。監視対象はWindows系OSで、ファイルサーバへアクセスログを収集するアプリケーションを導入する必要があります
<NEC Information Assessment System(NIAS)について>
NIASは、ファイルサーバの肥大化やセキュリティに対する問題点を総合的に改善し、トータルコストの削減・情報漏えいリスクを低減するファイルサーバ統合管理ソフトウェアです。ストレージの容量削減、セキュリティ対策、クラウド移行の高速化など様々な機能を提供し、お客様の業務を支援します。
商品紹介サイトURL:https://jpn.nec.com/nias/index.html
資料ダウンロードサイトURL:https://jpn.nec.com/nias/info/download.html
<本件のお問い合わせ先>
NEC プラットフォーム・テクノロジーサービス事業部門
E-Mail:info@nias.jp.nec.com