NVIDIA GeForce RTX 40シリーズで、さらに大型化したGPUクーラー。これまでもPCケース選びのチェックポイントだった対応カード長だけでなく、対応するカードの高さもかなり重要になっている。
とくにGeForce RTX 4070 Ti、RTX 4080、RTX 4090や、Radeon RX 7900シリーズといった最新ハイエンドGPU搭載ビデオカードは、カード高が標準的な107~112mmを大きく超える150~160mm台に達している。
そのため、ビデオカードがPCケースのフレームなどに干渉して取り付けできないといった新たな“あるある”が生まれている。加えて、GeForce RTX 40シリーズでは、12VHPWRケーブルの硬さもネックになっており、ビデオカードは問題なく取り付けできても、サイドパネルに12VHPWRケーブルが干渉することも起きている。
NZXT「H7 Flow」など比較的大型のミドルタワーPCケースを組み合わせるのが安心だが、コンパクトなミドルタワーで組みたい人も多いだろう。そこで、フロントメッシュパネルやビデオカード用ボトム120mmファンを備え、幅227×奥行き464×高さ446mmという比較的コンパクトなサイズで人気のNXZT製PCケース「H5 Flow」で、GeForce RTX 4090搭載のゲーミングPCを実際に組んでみた。
定番人気のPCパーツで組んでみた!
肝心のGeForce RTX 4090搭載ビデオカードは、NZXT「H5 Flow」の対応カード長などから、長さ329.4mm、高さ137.5mm、厚さ71.5mmのPalit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」を選んでいる。数あるGeForce RTX 4090ビデオカードのなかでも、扱いやすいサイズになっているのがポイントだ。
そのほかのパーツにも、いま実際に組むのにおすすめの定番、人気のパーツをチョイス。総額は50万2700円前後になっている。
マシン構成表 | ||
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CPU | インテル「Core i7-13700K」 (16コア/24スレッド、最大5.40GHz) |
6万円前後 |
CPUクーラー | NZXT「KRAKEN X63 RGB Matte White RL-KRX63-RW」 (簡易水冷、280mmラジエーター) |
3万円前後 |
マザーボード | MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」 (インテルZ790、ATX) |
5万7000円前後 |
メモリー | Corsair「VENGEANCE RGB DDR5 CMH32GX5M2B6000C40W」 (DDR5-6000、16GB×2) |
2万円前後 |
ビデオカード | Palit Microsystems「GeForce RTX 4090 GameRock OC」 (GeForce RTX 4090、16GB GDDR6X) |
27万2000円前後 |
ストレージ | Samsung「980 PRO MZ-V8P2T0B/IT」 (2TB M.2 SSD、PCIe4.0 NVMe) |
2万4000円前後 |
PCケース | NZXT「H5 Flow CC-H51F」(ミドルタワー) | 1万2000円前後 |
電源ユニット | FSP「Hydro G PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」 (1000W、80PLUS GOLD) |
2万7000円前後 |
ケースファン | Thermalright「TL-B12-W」(120mm) | 2700円前後 |
総額(税込) | 50万4700円前後 |