WebGL/HTML5ゲームエンジン「PlayCanvas」がアーキテクト・ディベロッパーの不動産営業向け社内ツール開発に採用【GMOグローバルサイン・HD】
GMOインターネットグループ
紙ベースからのDX化で大幅な業務改善・工期短縮を実現
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:青山 満 以下、GMOグローバルサイン・HD)の提供するWebGL/HTML5ゲームエンジン「PlayCanvas」が、株式会社アーキテクト・ディベロッパー(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:木本 啓紀 以下、アーキテクト・ディベロッパー)の不動産営業向け社内ツール「Virtual Siding System」の開発プラットフォームとして採用されました。 アーキテクト・ディベロッパーは、賃貸住宅の設計・施工から運営・管理までを一貫して展開する企業です。このたびGMOグローバルサイン・HDは、アーキテクト・ディベロッパーが「PlayCanvas」で開発を進めた社内ツール「Virtual Siding System」について、開発に関わった同社の森 崇圭氏ほか営業担当の方々にインタビューをおこない、2023年4月10日(月)に事例記事を公開いたしました。 この度の事例は、「PlayCanvas」を利用して不動産・建築業界向けに営業用社内ツールを開発したものであり、国内事例として初公開となります。
【インタビュー概要】
【インタビューコメント抜粋(アーキテクト・ディベロッパー 森氏・千葉氏・芦澤氏・竹尾氏)】
■「PlayCanvas」導入にいたった背景、課題
「PlayCanvas」導入以前、アーキテクト・ディベロッパーでは商談時にCGで作成した建築パースを紙に印刷して使用していたため、パースの制作に2~3週間を要していました。また顧客から外壁の色変更などの要望があった際には建築パースを再作成して印刷するため、さらに2週間がかかっていました。
この工期短縮を目的に開発されたのが社内ツール「Virtual Siding System」です。
開発を担当した森氏が各種の開発ツールを検討した結果、プログラミング経験が浅くても3DCGソフト感覚のUIで開発できる点、Webブラウザで複数人が利用でき利便性が高い点から、「Virtual Siding System」の開発プラットフォームとして「PlayCanvas」の採用を決定しました。
■「PlayCanvas」導入によるメリット
・工期短縮や顧客満足度の向上、コスト削減を実現
紙ベースの建築パースでは2~3週間かかっていた工程が、「PlayCanvas」導入後は即日対応可能になったため大幅な時間短縮を実現しました。また「PlayCanvas」によって外壁の変更シミュレーションなどを商談の場で即時に確認できるようになった点や、3Dモデルビューワーでの360度表示が可能になったことで、物件の明確なイメージを持つことができるようになり、顧客満足度が向上しています。さらに紙の建築パースの外注では5万円程度、360度写真では10万円程度を要していたため「PlayCanvas」導入で大幅なコスト削減も達成しました。
・開発も利用もすべてWebブラウザで可能
「PlayCanvas」ではウェブ上で開発を進めるための環境構築が不要で、ブラウザ上ですぐに開発を始められます。ネット接続とブラウザさえあれば開発を進められる点は、コロナ禍の影響によりリモートワークで開発を進めたアーキテクト・ディベロッパーにとって大きなメリットとなりました。また全社の営業担当70名が利用するため、外出先での商談中にPCブラウザで開ける点や直感的に操作可能な「PlayCanvas」のUIも業務効率化の一因となりました。
■「PlayCanvas」活用の今後の展望
アーキテクト・ディベロッパーでは、外壁の色変更パターンを増やす、建築物以外の部分についても変更シミュレーションも実装するなど既存の「Virtual Siding System」の機能向上を計画しており、継続して「PlayCanvas」を活用していく予定です。さらに建築物の内観パースの変更シミュレーションを実現するシステムやバーチャルショールームの開発も目指しており、これらも「PlayCanvas」で開発を進めていく見込みです。
【株式会社アーキテクト・ディベロッパーについて】(URL:https://architectdeveloper.com/)
アーキテクト・ディベロッパーは「美しい暮らし方を住まいから」を企業理念に据え、賃貸集合住宅の設計・施工からプロパティマネジメントまでを一貫して展開する企業です。2008年の創業以来、設計施工管理や開発・建築請負・建物管理・リーシングなど、アパート等の賃貸住宅にまつわるすべての機能を社内に整備してきました。現在では首都圏を中心に43,500件(2023年3月時点)の管理物件を有し、独自の徹底した管理システムにより入居者やオーナーからも高い満足度を獲得。9年連続で入居率99%以上を保持するなど、安心・安全な住まいを提供し続けています。
【「PlayCanvas」について】(URL:https://playcanvas.jp/)
「PlayCanvas」は、デスクトップおよびモバイルブラウザ向けのWebGL/HTML5ゲームエンジンです。昨今はメタバースやデジタルツイン案件での利用が増加しています。メタバースやデジタルツインを構築する上での基幹技術であると評価されています。
GMOグローバルサイン・HDはPlayCanvas社(Snap社(CEO:Evan Spiegel、本社:アメリカ、サンタモニカ市)傘下、CEO:Will Eastcot、本社:イギリス、ロンドン市)と契約し、2015年8月から「PlayCanvas」の日本国内での独占販売および技術サポートをおこなっています。
特長1. 開発も利用もブラウザで完結
「PlayCanvas」はブラウザ上で動作するSaaSサービスであり、ブラウザさえあれば3Dコンテンツの開発を開始できます。また、ユーザーはアプリのダウンロード不要で、ブラウザ上で3Dコンテンツを体験できます。「PlayCanvas」は開発者、ユーザーの双方にとって非常に利便性の高いツールです。
特長2. リアルタイムレンダリングでの開発に対応
「PlayCanvas」では3Dコンテンツをリアルタイムでレンダリングするため、コンテンツに加えた変更をリアルタイムで確認できます。たとえば自動車や住宅、ジュエリーなどユーザーが自由にカスタマイズをおこなって購買を検討するインタラクティブな広告コンテンツを作成できます。
特長3.低コストでの提供
「PlayCanvas」には無料版があり、お気軽にご利用を開始できます。有償プランは月額2,580円からご利用可能で、ストレージ容量が50GBの最上位プランも月額8,610円と手頃な価格でご提供しています。さらに、技術面でのお問い合わせについてはテクニカルサポートを無償でご利用いただけます。
【「PlayCanvas」ご利用料金】
【「GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社」について】
GMOグローバルサイン・HDは、電子認証事業および創業以来提供しているホスティング事業から、AI・IoTのテクノロジーを活用したサービスの提供までおこなっているIT企業です。
グローバルでシェアを持つ世界トップ5社(※1)の中で唯一の国産認証局「GlobalSign」を保有しており、国内外の主要な電子契約・署名ベンダーへ認証技術を提供。また自社開発で導入企業数100万社以上(※2)の「電子印鑑GMOサイン」との連携により、コストパフォーマンスの高いセキュアなサービスを多くの自治体・企業様等にご利用いただいております。
(※1)有償SSL認証局。英Netcraft社「Netcraft SSL Survey」調べ
(※2)2023年2月末時点。自社調べ
以上
【サービスに関するお問い合わせ先】
●GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
PlayCanvas運営事務局
E-mail:info@playcanvas.jp
【GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社】 (URL:https://www.gmogshd.com/)
会社名 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 (東証プライム 証券コード:3788)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■電子認証・印鑑事業
■クラウドインフラ事業
■DX事業
資本金 9億1,690万円
【GMOインターネットグループ株式会社】 (URL:https://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■暗号資産事業
資本金 50億円
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