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ブラウン、ヒゲ愛好家向けのヒゲトリマー最上位機種「BT9」など

2023年04月10日 09時30分更新

文● 盛田 諒(RyoMorita) 編集● ASCII

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 入学式や入社式を終え、木のこずえから新緑が顔を出し、街全体がさわやかな空気に包まれる季節。ヒゲやムダ毛がさっぱりしそうな、いかにも新年度らしい製品をブラウンが出してきました。

 ブラウン(P&G)が4月7日に発表したのは、男性向けのグルーミング製品。ボディグルーマー、ヒゲトリマー、ヘアバリカンなどで、3年ぶりのフルリニューアルです。すべて4月22日発売で、4月8日から予約開始。

 主力製品はボディグルーマーとヒゲトリマーです。

ムダ毛を効率的に剃れるボディグルーマー

 まずは電動ボディグルーマー「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」。昨年に発売したモデルの後継モデルです。

 ブラウンといえばシェーバーですが、昨年からヒゲや体毛を整える電動ボディグルーマーも展開しています。P&Gの調べによれば、ボディグルーマー市場は2021年から2022年で約4.5億円から約10億円に拡大。以前は他社が8割のシェアをとっていましたが、現在はブラウンが50%でトップシェアです。

 新製品は刃を刷新。ムダ毛をカットするエリアが2倍に増えたことで、より効率的にムダ毛を剃れるようになりました。

 本体カラーはダークグレーに変わり、新たに充電スタンドも付きました。洗面台に立たせたまま充電できるのが便利です。

 ヘッドは網刃とコーム刃を組み合わせてムダ毛を剃る仕組み。体の凸凹に対応するよう前後に最大45度の首振りをします。

 アタッチメントは合計6種類。フェイス用に1〜5mmの4種類、ボディ&フェイスに0mmと3mmの2種類、そして刃保護キャップが付いてきます。

 もちろん防水仕様でお風呂剃り対応です。

ヒゲマニアのためのヒゲトリマー

 次が、ヒゲをしっかり整えたい人のためのヒゲトリマー最上位機種「BT9」。

 これまでヒゲトリマーの平均価格は電動シェーバーの約1万円に対して約5000円と安く、ハイパフォーマンスなモデルが出ていませんでした。長年50%以上のシェアを獲得してきたブラウンとして、売上アップを狙えるプレミアム製品を出してきた格好です。

 トリマーヘッドは同社史上最高の「PROブレード」を採用。刃の角度が66度から48度に鋭くなり、刃の数も増えたことで、より効率的に切れるようになりました。刃の先端が丸みを帯びているため肌ざわりもやさしい構造になっています。

 整えたい部分ごとに交換できる2種類のトリマーヘッドも付属します。

 1つはヒゲの形をまっすぐに整える「T字型トリマーヘッド」。刃のピッチが細かく、より細かい調整ができて、あごから頬にかけてのヒゲを整えやすくなっています。

 もう1つは細部調整を施すための「部分用トリマーヘッド」。こちらは刃の幅が狭く、間隔が細かいので、口ヒゲを細かく整えるのに役立ちます。

 さらに、「内側は薄く外側は濃い」という形でヒゲのコントラストをつけるための「フェード用コーム」、顔に当てることでヒゲの形をガイドできる定規のような「ヒゲ型テンプレート」も付属。理想のヒゲデザインが簡単に実現できます。

 本体には長さ調節ダイヤルとメモリーロック機能を搭載し、0.5mmごとに調節が可能。ダイヤルロックスイッチを使うことで、使用中の意図しない長さの変更を防ぎます。

 電源にはリチウムイオン電池を搭載し、2.5時間のフル充電で180分の連続使用が可能。ボディは丈夫なステンレス製。防水性能により、お風呂での使用も可能です。

体毛は剃るより「整える」

 新製品の中で気になったのはやっぱりヒゲトリマー。ほぼ惰性でヒゲやムダ毛の処理をしていた私ですが、髪のようにセットすると考えるとグッと楽しくなりますね。せっかく最上位機種が出てきたことだし、今月からいっちょやってみましょうか。

 

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