デル・テクノロジーズは4月5日、日本とベトナムにオフィスを構えるアジラの「Dell Precision 7920 XL ワークステーション」の導入事例を公開した。
アジラは、行動認識AIの分野において世界トップクラスの技術力を持つスタートアップとして、世界各国から注目を集める企業。2022年1月にはAI警備システム「アジラ」をリリースし、同社の特許技術である「AIによる違和感行動の検知」など優れた検知技術が評価され、阪急西宮ガーデンズや新丸の内ビルディングなど、さまざまな施設に導入されている。
AI警備システム“アジラ”には個人情報や機密情報の漏洩防止の観点から、クラウドではなく顧客側のオンプレミス環境にAIシステムを稼働させるコンピューティング環境の構築が必要だったという。
このような条件で、価格とパフォーマンスのバランスを考慮しながらワークステーションの選定を開始。結果、「スピーディーな営業対応」と「製品の長期・安定供給」が評価され、Dell Precision ワークステーション 7000シリーズが採用された。
ほかにもGPUや半導体が不足している状況下でも、2022年のリリースに向けて安定した供給を実現できる点や、今後の展開を見据え、同じ仕様の機器を長期間供給および活用できるOEMモデルであることも、採用の後押しとなったという。
Dell Precision 7920 XLと、AI警備システム“アジラ”は、1台のワークステーションで最大50台のカメラ映像をスピーディーに処理することが可能になり、防犯カメラの総数が数百台を超えるケースも多い大規模な商業施設やオフィスビルでも問題なく稼働が可能となったとしている。
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