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道内テレビ配信ネットワーク回線において 北海道総合通信網株式会社様とIPベースで構築することで合意

株式会社メディアリンクス
2023年04月04日

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株式会社メディアリンクス
日本初となる国際標準のIP方式とPTP(時刻同期プロトコル)を用いたシステム構築


株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 菅原 司 東証スタンダード6659 以下メディアリンクス)は、北海道総合通信網株式会社(以下、HOTnet)が提供する道内テレビ配信ネットワーク回線において、当社IP伝送装置「MDP3020 SFN」を採用いただき、IPベースで回線構築していくことで合意いたしました。それにより、日本初となる国際標準のIP方式とPTP(時刻同期プロトコル)を用いたシステム構築を可能とし、HOTnetとメディアリンクスは先進的なシステムインテグレーションを推進してまいります。

道内テレビ配信ネットワーク回線は、放送局から地上波テレビ映像コンテンツを電波に乗せる送信所まで光伝送するネットワークです。放送の基幹部分であり、このネットワークをIPベースで構築するには、映像コンテンツおよびタイミング情報を極めて高精度に伝送する必要があります。今回の回線では、映像コンテンツに関して、IP伝送の標準的な伝送方式に加え独自の高精度化技術を用い、タイミング情報に関しては、日本初となるPTPによる伝送を行う事により、高精度での伝送を実現します。また、伝送設備に関して、冗長化構成を取る事により、ノンストップ運用を可能とします。

システムは伝送装置MDP3020 SFNとPTP対応のIPスイッチMDX48X6Cおよびタイミング情報のソースとなるPTPのGM(グランドマスター)により構築します。IPをベースにしているため、この構成は、拡張しやすく、冗長による高信頼化が可能です。



当社は今後、本線およびバックアップを含むSTL/TTLにおける回線構築の機会、または次世代地上デジタル放送方式の高度化を見据えて、テレビ送信網のIP化を提案してまいります。


【北海道総合通信網株式会社について】
北海道総合通信網(HOTnet)は、北海道の情報通信サービス会社として1989年4月に設立されました。自らの光ファイバーネットワークを基盤に高品質な企業ネットワークインフラからシステム構築・運用までトータルなネットワークソリューションを提供いたしております。
2017年には、S.T.E.P札幌データセンターを開業し、通信事業者としてのノウハウや強みを活かして、自社・他社を問わず、各種のクラウドサービスなどと、お預かりしたお客様のITシステムとを連携させることが可能な環境を提供いたします。
北海道総合通信網株式会社 Webサイト:https://www.hotnet.co.jp/

【メディアリンクスについて】
メディアリンクスは、世界中の放送局や通信事業者に、4K UHD/HD/SD SDIビデオ、SMPTE ST2110、オーディオ、高帯域幅データなどあらゆるタイプのメディアをIPによって伝送する最先端技術を駆使した製品とソリューションを提供しています。メディアリンクスの製品は、オリンピック、サッカーワールドカップなどの世界中のスポーツやエンターテイメントイベントの放送でも活躍しています。2014年には、JPEG2000(J2K)相互運用の標準化と製品化の貢献により、テクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しており、IP伝送技術の普及に貢献しています。
詳細情報:http://www.medialinks.co.jp/

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