グーグルは3月31日、AndroidデバイスやChromeBookでファイルを簡単にやりとりできるワイヤレス通信機能「Nearby Share」のWindows版を発表した。一部地域限定のベータ版として公開されており、米国や日本などで利用できる。
近くの対応デバイスとワイヤレスでファイルを送受信
Nearby ShareはWi-Fiなどを利用して近くにある対応デバイス同士でファイルを送受信できる機能。これまでAndroidデバイスやChromebook向けに提供されてきたが、新たにWindowsが対応デバイスに加わった。
Windows版では「Nearby Shareアプリ」として提供され、ユーザーがアプリをインストールする必要がある。
Windowsから他のデバイスへファイルを送る場合は、アプリアイコンに送りたいファイルをドラッグ・アンド・ドロップするか、右クリックメニューから「Nearby Shareで送信」を選択。表示されたポップアップメニューから送り先をタップすればよい。
送信先が同じGoogleアカウントでログインしているデバイスなら、画面がオフになっていてもファイルを送ることが可能だ。
なお、他のデバイスからのファイルをWindowsで受信する際は、アプリをあらかじめ起動しておく必要がある。
対応OSはWindows 10以降。32bit版とARM版では利用できない。
ハードウェア面ではBluetoothへの対応が必須。加えて「BLE Extended Advertising」に対応したデバイスであることが望ましい。非対応の場合、他のデバイスからWindowsデバイスを見つけられない可能性がある。