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2023年Thermaltake新製品発表会

Thermaltakeが3面吸気の極冷PCケース「CTE」を披露

2023年04月01日 17時00分更新

文● ドリル北村

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 Thermaltakeが新製品を紹介するオフラインイベント「2023年Thermaltake新製品発表会」を通運会館2階のイベントスペースで開催。新構造のPCケース「CTE」シリーズなどを公開した。

新構造のPCケース「CTE」を初お披露目した、2023年Thermaltake新製品発表会

 CTEは、Centralized Thermal Efficiencyの略で、重要なコンポーネントに高レベルな熱性能を提供するのがコンセプトとなる。マザーボードを90度回転させた倒立式レイアウトを採用しており、フロントとボトムとリアの3面から吸気し、トップから排気する構造になっている。

最大14基の140mmファンを搭載可能な「CTE C750 Air」。最大420mmサイズのラジエーターも搭載可能だ

 近年のCPUとビデオカードは放熱量が増えていることから、重要な熱源をファンに近づけることを考え、CPUの位置をフロントパネル側にわずかに移動し、ビデオカードをリア側に近づけて、コンポーネントへの独立したエアフローを実現しているという。

PC MOD製作者で、Moma Garage代表の門馬ファビオ氏がCTEについて説明した

 発表会では、PC MOD製作者の門馬ファビオ氏が実際に「CTE C750 Air」を使ってPCを自作する際のコツを解説した。同氏によると、取り付けたファンは、回転数を制御したほうがエアフローが劇的に良くなるという。具体的にはフロントとリアの3連ファンは中央のファンの回転数を高めにし、隣り合う上下のファンは回転数を落としたほうが良く、ボトムとトップのファンはできるだけ回転数を高くしたほうが、煙突効果が高まるとのこと。

門馬ファビオ氏が「CTE C750 Air」で製作したPC

 CTEシリーズには、C750、C700、T500の3種類のグレードがあり、それぞれ高エアフローのAirと、強化ガラス&アドレサブルRGBファン搭載のTG ARGBを展開する。

3面吸気の極冷エアフロー設計となる「CTE C700 Air」

 ラインナップは、CTE C750 Air、CTE C750 TG ARGB、CTE C700 Air、CTE C700 TG ARGB、CTE T500 Air、CTE T500 TG ARGBの6製品。今夏発売予定で価格は未定。

コストパフォーマンスに優れたミドルタワー型PCケース「S200 TG ARGB」。4月14日発売予定で予価は9480円前後(ホワイトは9980円前後)。

多孔デザインによる優れたエアフローとVGAの垂直配置に対応した「Ceres 500 TG ARGB」。今年1月に発売したばかりで実売価格は2万7980円前後

付け替え可能な2種類のフロントパネルが付属する「View 300 MX」。昨年12月に発売した製品で実売価格は2万6980円前後

 ほかにも、ファンと電源ユニットの新製品を展示していた。

20個のLEDを搭載するPWMファン「SWAFAN EX 12/14 RGB」

磁力デイジーチェーン設計のため、1本のケーブルで数珠つなぎにファンを接続できる

ファンブレードは取り外し可能で、付属の逆回転ブレードに付け替えることで、簡単に風向きを逆にできる

PCIe 5.0とATX3.0に対応する電源ユニット「TOUGHPOWER GF3」

日本オリジナルモデルの「TOUGHPOWER GF」と「TOUGHPOWER GF PLUS」

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