Thermaltakeが新製品を紹介するオフラインイベント「2023年Thermaltake新製品発表会」を通運会館2階のイベントスペースで開催。新構造のPCケース「CTE」シリーズなどを公開した。
CTEは、Centralized Thermal Efficiencyの略で、重要なコンポーネントに高レベルな熱性能を提供するのがコンセプトとなる。マザーボードを90度回転させた倒立式レイアウトを採用しており、フロントとボトムとリアの3面から吸気し、トップから排気する構造になっている。
近年のCPUとビデオカードは放熱量が増えていることから、重要な熱源をファンに近づけることを考え、CPUの位置をフロントパネル側にわずかに移動し、ビデオカードをリア側に近づけて、コンポーネントへの独立したエアフローを実現しているという。
発表会では、PC MOD製作者の門馬ファビオ氏が実際に「CTE C750 Air」を使ってPCを自作する際のコツを解説した。同氏によると、取り付けたファンは、回転数を制御したほうがエアフローが劇的に良くなるという。具体的にはフロントとリアの3連ファンは中央のファンの回転数を高めにし、隣り合う上下のファンは回転数を落としたほうが良く、ボトムとトップのファンはできるだけ回転数を高くしたほうが、煙突効果が高まるとのこと。
CTEシリーズには、C750、C700、T500の3種類のグレードがあり、それぞれ高エアフローのAirと、強化ガラス&アドレサブルRGBファン搭載のTG ARGBを展開する。
ラインナップは、CTE C750 Air、CTE C750 TG ARGB、CTE C700 Air、CTE C700 TG ARGB、CTE T500 Air、CTE T500 TG ARGBの6製品。今夏発売予定で価格は未定。
ほかにも、ファンと電源ユニットの新製品を展示していた。