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よりゲーミングノートPCらしいデザインに刷新でコスパも良すぎ

GeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載でデスクトップに匹敵する性能!MSIゲーミングノートPC「Katana 15 B12V」シリーズ

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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GeForce RTX 4070 Laptop GPUの実力はいかに

 それでは「Katana 15 B12V」シリーズの性能を検証していこう。検証にあたっては「MSI Center」アプリの設定で、動作するアプリによって最適化する「スマートオートモード」と「究極のパフォーマンスモード」でクーラーブーストをオンにした状態の2パターンを計測。GPUはディスクリートグラフィックモードにしている。

「MSI Center」アプリの設定で、スマートオートモードと究極パフォーマンスモードを切り替えられる

 まずは、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」から。設定はマルチコアとシングルコアでデフォルト設定の10分間回したときとした。

「CINEBENCH R23」の結果

 結果は、マルチコアが10806pts、シングルコアが1749ptsで、スマートオートモードと究極パフォーマンスモードではほとんど差がでなかった。究極パフォーマンスモードはファン全開状態でかなりの騒音レベルになるにもかかわらず結果が同じ。これならスマートオートの設定にしたほうがファン音は抑えつつ、同等の性能が得られる。

 続いて、アプリの性能を検証する「PCMark 10」を実行。結果は、スマートオートモードが7581で究極パフォーマンスモードが7691と、こちらでも100程度の差だった。

「PCMark 10」の結果

 スコア的には7500を超えており、ちょっと前のゲーミングデスクトップマシンと同等以上の性能だ。詳細なスコアでも、ネットやチャット系アプリ1のEssentialsが10011に対し、写真や動画アプリ系のDigital Content Creationは12196と高く、GPUがスコアを押し上げていることがわかる。

 3DCGの描画性能を測る「3DMark」では「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」の4つを実行。それぞれスマートオートモードと究極パフォーマンスモードで計測した。

「3DMark」の結果

 結果はご覧の通りTime Spyで11009を記録し、Fire Strikeで22000を超えた。やはりちょっと前のゲーミングデスクトップマシンレベルの性能を発揮した。スマートオートと究極パフォーマンスとでは、Fire Strike系でわずかに差がでた。

 ちなみに究極パフォーマンスでは、GPUとメモリーのクロックを上げる設定もできる。GPUを100MHzアップしたところ、Fire Strikeでスコアがさらに300ほどアップするので、ゲームやアプリが動作する程度にクロックアップして使うといいだろう。

究極パフォーマンスモードの設定でGPUクロックを+100MHzしたときの「3DMark」の結果

 ゲーム系のベンチも計測してみた。まず、ちょっと軽めの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で、設定はフルHD解像度の最高品質。結果は21759と、もちろん「非常に快適」評価。さすがに余裕でプレイできる。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果

 続いてちょっと重めの「ファイナルファンタジーXVベンチマーク」も試してみた。設定はフルHD解像度の高品質。結果は11272と「とても快適」の評価だった。こちらも十分滑らかにプレイできそうだ。

「ファイナルファンタジーXVベンチマーク」の結果

 レイトレーシングの描画についても検証してみた。まずは、「V-Ray Benchmark」で計測。CPUのみで描画する「V-Ray」では、8092を記録。GeForce RTX 4070 Laptop GPUを利用した描画「V-Ray GPU RTX」では1612と、公式サイトのベンチマークの結果を確認するとGeForce RTX 3070Ti Laptop GPUとだいたい同じレベルだ。

「V-Ray Benchmark」の結果

 レイトレーシングに対応したゲーム「サイバーパンク2077」の設定をフルHD解像度の「レイトレーシング:ウルトラ」で計測すると、平均FPSは138.41fpsだった。こちらは究極パフォーマンスモードだと143.02fpsと少しアップしており、重めといわれているこのゲームでも十分楽しめることがわかった。

「サイバーパンク2077」の設定でベンチマークテストを行なった結果

最新GPU搭載で24万円切りの高コスパ

 ベンチマークテストの結果から、究極のパフォーマンスモードでファンを全開にせずとも、重めのゲームでも十分楽しめる本製品。CPUは一世代前となるものの最新のGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載し、ちょっと前のゲーミングデスクトップに引けを取らない性能を発揮。それでいて実売価格23万9800円と非常に価格が抑えられている。

「Katana」シリーズはこれまでのシンプルなデザインから、ゲーミングモデルらしいデザインとなり、よりゲーミングライフを満喫できる。それだけでなく、ディスプレーを2台まで接続できるため、ゲームだけでなくちょっとしたクリエイティブな環境も構築可能。ゲーミングノートPCを物色しているなら、高コスパな「Katana 15 B12V」シリーズが新生活を彩りのあるものに変えてくれるはずだ。

Katanaシリーズのラインナップ

【Katana-15-B12VGK-1803JP】(実売価格は23万9800円前後)
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce RTX 4070 Laptop GPU 8GB GDDR6
メモリ:16GB(8GB ×2)DDR5
ストレージ:512GB(M.2 NVMe)
ディスプレイ:15.6インチ、FHD、144Hz
OS:Windows 11 Home

【Katana-15-B12VGK-039JP】(実売価格は27万7800円前後)
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce RTX 4070 Laptop GPU 8GB GDDR6
メモリ:16GB(8GB ×2)DDR5
ストレージ:1TB(M.2 NVMe)
ディスプレイ:15.6インチ、FHD、144Hz
OS:Windows 11 Home

【Katana-15-B13VEK-1201JP】(実売価格は23万9800円前後)
CPU:Core i7-13620H
GPU:GeForce RTX 4050 Laptop GPU 6GB GDDR6
メモリ:32GB(16GB ×2)DDR5
ストレージ:1TB(M.2 NVMe)
ディスプレイ:15.6インチ、FHD、144Hz
OS:Windows 11 Home

【Katana-17-B12VFK-038JP】(実売価格は24万9800円前後)
CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce RTX 4060 Laptop GPU 8GB GDDR6
メモリ:16GB(8GB ×2)DDR5
ストレージ:1TB(M.2 NVMe)
ディスプレイ:17.3インチ、FHD、144Hz
OS:Windows 11 Home

3/23 13:30:スペック表の一部を修正しました

Katana 15シリーズ詳細ページ
MSI Storeで購入する(3月30日(木)までの購入でWi-Fi 6ルーター「AX1800」プレゼント)
MSIサイト

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