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マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」シリーズで検証:

画像生成AI 速いマシンは世界が違う

文●新清士 編集●ASCII

提供: マウスコンピューター

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 「Stable Diffusion」のような画像生成AIは、ゲーム開発の場面で実際に使い物になるのでしょうか。マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」のDAIV DD-I9G90(NVIDIA GeForce RTX 4090搭載)とDAIV DD-I7N60(NVIDIA RTX A6000搭載)を比較しながら、筆者が開発に関わるインディゲーム「Project-GENESIS」での背景のプロトタイプ制作を通じて、その可能性を探りました。画像の出力(生成)速度だけであればRTX 4090に圧倒的に軍配が上がりますが、複数のアプリをまたがった作業をする場合にはVRAM(ビデオメモリ)搭載量が48GBと多いRTX A6000が生産性を高めると考えて良さそうです。コンピュータの世界ではいつの時代も「速さは正義」であることを、画像生成AIを実践で使おうとして改めて痛感しました。

2機種は「画像生成AI向けPC」として販売

 DAIVシリーズでは今回の検証結果を受けて、2機種を「画像生成AI向けPC」として継続販売することとした。画像生成AI向けPCページのURLはこちら。今後マウスコンピューターでは独自検証による製品追加を予定している。

DAIV DD-I9G90 DAIV DD-I7N60
CPU Intel Core i9-13900KF Intel Core i7-13700KF
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4090 NVIDIA RTX A6000
メモリ 64GB (32GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ M.2 SSD 2TB (NVMe Gen4×4)
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応
電源 1000W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS PLATINUM】 1200W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS PLATINUM】
本体重量 約13.9kg 約13.1kg
OS Windows 11 Home 64bit(DSP)

画像生成AIでゲームが開発しやすくなる?

 今回、マウスコンピューターのRTX 4090を搭載した最新PCと、RTX A6000を搭載したPCとを比較したベンチマークをしてほしいという依頼を受けました。単に性能差を比較するだけでなく、画像生成AIを使ってゲーム開発をする際、使用感にどれほどの生産性が変わってくるのかまでを含めて試してほしいというのです。

 筆者は長年、VRのゲームやサービスの開発に携わってきましたが、今年から新たにゲーム会社を起業し、ゲームの開発を始めています。2.5次元スタイルの横スクロールを基本としたアクションゲームで、ゲームエンジンの「Unreal Engine 5(UE5)」を使っています。まだ具体的なゲーム内容を発表できる段階ではないのですが、開発コード「Project-GENESIS」として、経験者で構成される少人数で開発を進めています。いわゆるインディゲーム開発です。そして、画像生成AIをツールとして利用することを前提として、開発ワークフローの設計を進めています。

 筆者は、昨年11月に米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツが発表した「ゲームにおける生成AI革命」というレポートに大きく刺激を受けました。このレポートでは、生成AIが最も影響を与える分野として、リアルタイム性と複雑性の両方を兼ね備えたビデオゲームの分野を上げています。そして、「AIを活用したマイクロゲームスタジオの増加」が予言されていますが、筆者が目指しているのは、まさにそういう新しい手法を使ったゲーム開発です。そして、まさにプロトタイプ版の開発中真っ只中でもあるため、このベンチマークを引き受けることにしました。

アンドリーセン・ホロウィッツのレポート「ゲームにおける生成AI革命(The Generative AI Revolution in Games)

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