JN-MD-IPS1730FHDRをレビュー

モバイル市場では最大級の17.3型液晶、実売3万円台で大満足の機能性

文●宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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スタンドにもなるスマートケースが付属

 スマートケースが付属しており、本製品を保護できるほか、スタンドとしても利用できる。なお、本体は75×75mmのVESAマウントにも対応しているため、ディスプレーアームと組み合わせてもいいかもしれない。

スマートケースが付属

閉じれば表面も裏面も保護できる

裏面には75×75mmのVESA規格に対応したネジ穴もある

 ちなみに、1W×2のスピーカーは裏面に搭載しているものの、きちんと左右から聞こえる。やや低音が物足りないものの、高音は非常にクリアーな印象を受けた。

コアなゲーマーには不足かもしれないが
場所を選ばずプレイできる点は魅力

 JN-MD-IPS1730FHDRのサイズ感は非常に持ち運びやすく、カバンの収まりも良い。外出先で使ってもいいし、リモートワーク用のディスプレーとしてもまったく不便さは感じられない。ただし、応答速度は16msとお世辞にも高速とは言えない。リフレッシュレートも60Hzまでとなる。

 ゆえに、据え置きのゲーミングディスプレーと比べてしまえば、コアなFPSゲーマーにとっては物足りない仕様かもしれない。もちろん、RPGやRTSなどであればそう問題にはならない。また、旅行先でNintendo Switchを大画面で遊びたい、といった需要にも十分こたえてくれるはずだ。

 あえて可搬性に関して弱点をあげるとすれば、バッテリーを内蔵していないところ。使用するには電源ケーブルを接続する必要がある。屋内ではそれが問題になることはあまりないが、屋外で使用する際は電源確保をどうするかがネックとなる。

 しかし、JN-MD-IPS1730FHDRはUSB Type-Cで電源が供給できるため、同ポートを備えたノートPCやタブレットであれば電源の確保を心配することはない。USB Type-Cケーブルのほか、USB Type-A to Type-Cの変換ケーブルも付属している点もありがたい。

USB Tyep-CケーブルやminiHDMI-HDMI変換ケーブルなど、付属品は充実している。USB Type-A to Type-Cケーブルをプラグアダプターに挿せば、コンセントからも電源供給できる

 ただし、USB Type-Cで給電した場合、通常よりも画面が暗くなる点は注意したい。これは、消費電力を抑えるため、自動的に輝度を下げているためだ。最大輝度にしたい場合は、5V3A以上の外部電源に接続する必要がある。

USB Type-C搭載デバイスから電源供給した場合、輝度と音量は80%が最大になる

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