Some product news: across the company, we're looking closely at what we prioritize to increase our focus. We’re winding down digital collectibles (NFTs) for now to focus on other ways to support creators, people, and businesses. 🧵[1/5]
— Stephane Kasriel (@skasriel) March 13, 2023
メタ(元フェイスブック)は3月14日(現地時間)、InstagramやFacebookにおいてNFT(メタでは「デジタル・コレクティブル」と呼称)の扱いを縮小することを、同社のコマースおよびフィンテック責任者を務めるステファン・カスリエル氏のツイートで発表した。
生成AIに軸足を完全移動か?
メタは2022年5月、クリエイター向けにInstagram(翌月にはFacebookも)でNFTの投稿・共有ができる機能のテストを開始したばかり。運用期間は1年にも満たなかった。
同氏は「クリエイターや企業がファンとつながり、マネタイズする機会を創出することは引き続き優先事項であり、メッセージングやReelsのマネタイズなど、スケールメリットを出せる分野に注力するつもりです」と、NFTではない別の方法でクリエイターの支援は続けることを強調するとともに、「将来的に人々や企業が必要とするフィンテック・ツールへの投資も継続する。Meta Payによる決済の合理化、チェックアウトとペイアウトの簡素化、Meta全体のメッセージング決済への投資などをしていく」とフィンテック分野からは撤退しないことを明言した。
CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は2月に行われた業績発表の席で「Metaの目標の一つは生成系AIのリーダーになることだ」と語っていたが、メタバース/NFTから生成系AIへの早急なピボットは思惑通りに進むのだろうか。