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メタ、Facebook、InstagramのNFT機能を縮小

2023年03月14日 18時15分更新

文● 田口和裕

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 メタ(元フェイスブック)は3月14日(現地時間)、InstagramやFacebookにおいてNFT(メタでは「デジタル・コレクティブル」と呼称)の扱いを縮小することを、同社のコマースおよびフィンテック責任者を務めるステファン・カスリエル氏のツイートで発表した。

生成AIに軸足を完全移動か?

 メタは2022年5月、クリエイター向けにInstagram(翌月にはFacebookも)でNFTの投稿・共有ができる機能のテストを開始したばかり。運用期間は1年にも満たなかった。

2022年11月に発表されたInstagramのNFT機能を紹介するリリースより

 同氏は「クリエイターや企業がファンとつながり、マネタイズする機会を創出することは引き続き優先事項であり、メッセージングやReelsのマネタイズなど、スケールメリットを出せる分野に注力するつもりです」と、NFTではない別の方法でクリエイターの支援は続けることを強調するとともに、「将来的に人々や企業が必要とするフィンテック・ツールへの投資も継続する。Meta Payによる決済の合理化、チェックアウトとペイアウトの簡素化、Meta全体のメッセージング決済への投資などをしていく」とフィンテック分野からは撤退しないことを明言した。

 CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は2月に行われた業績発表の席で「Metaの目標の一つは生成系AIのリーダーになることだ」と語っていたが、メタバース/NFTから生成系AIへの早急なピボットは思惑通りに進むのだろうか。

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