株式会社インテリジェント ウェイブ
~圧縮系プロトコルに対応、より幅広い放送局におけるIP監視を実現します~
株式会社インテリジェント ウェイブ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐藤 邦光、以下:IWI)は、放送事業者向けリアルタイムIPフロー監視ソリューション「EoM」において、対応プロトコルを追加しました。圧縮系プロトコルへの対応により、IP化が進んでいるライブ配信を行う中継局においてもリアルタイムIP監視が可能になります。
■製品アップデートの背景
放送システムにおいて、インターネットプロトコルを用いた放送システムへの移行(IP化)が普及しています。しかし、IP化によってデータ伝送の利便性が向上している反面、VLANの設定ミスや、PTP(高精度時刻同期規格)が同期されないことにより映像が流れない、といったことが起こり得ます。一部の放送事業者においては、課題解決にかかる時間的、人的リソース消費が増大していました。
そうした背景からIWIは2019年から、IPフローを常時監視し、問題が発生した際にリアルタイムに検知できる放送事業者向けソリューション「EoM」を国内および海外へ提供しています。圧縮プロトコルを扱う中継局においてもIP化が進んだことを背景に、圧縮プロトコルの監視機能についてもご要望をいただき、この度EoMの対応プロトコルを追加することとなりました。
■EoMと今回追加した対応プロトコルについて
EoMは、拠点間を流れる映像や音声といった、配信データのIPフローの通信状況をリアルタイムに監視および可視化する製品です。PTP(高精度時刻同期規格)やIGMP(マルチキャスト通信規格)といった制御関連のIPフローも監視可能です。IWIがペイメントシステムや証券業界向けシステムの開発で培ってきた高速データ処理技術と、FPGA(※)技術を組み合わせることで、IPフローの高速処理およびリアルタイムでの異常検知を実現します。複数の国内放送関連事業者様と海外公共放送局様への導入実績があります。
※FPGA(Field-Programmable Gate Array):製造後に構成を設定できる集積回路
今回の機能追加により、圧縮系プロトコルの監視が可能となりました。本アップデートにより非圧縮系プロトコルの監視だけではなく、ライブ配信といった直近で利用が増えている圧縮系プロトコルを監視できることで、映像配信における安心をご提供します。
【追加プロトコルの詳細】
・SRT
・NDI(Reliable UDP)
・RTMP
・SMPTE ST 2110-22(JPEG-XS)
詳細は、以下のページをご覧ください。
https://www.iwi.co.jp/products/broadcasting/eom.html
【IWIについて】
IWIは、決済、金融、セキュリティ分野を含む、企業のビジネスリライアビリティ(※) を支えるITサービス会社です。
国内における高いシェアを誇る「NET+1」のカード決済システムを中心に、証券システム、セキュリティソリューションを展開しています。セキュリティ分野では内部情報漏洩対策ソフト「CWAT」の自社開発および販売のほか、イスラエル製のサイバー攻撃対策ソリューションを展開し事業領域を拡大させています。
「次代の情報化社会の安全性と利便性を創出する」を経営理念に、高速、安全、高品質で利便性の高いIT基盤を提供して、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。IWIは2022年4月に東京証券取引所の新市場区分「プライム市場」へ移行しています。(記載の商品名、会社名は各社の商標または登録商標です。)
https://www.iwi.co.jp/
※ビジネスリライアビリティ:顧客事業の信頼性およびIWI事業の信頼性を高め続けること (IWIの造語)
【本件に関するお問合せ先】
株式会社インテリジェント ウェイブ
営業本部 営業第四部
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