『ホグワーツ・レガシー』や『WILD HEARTS』と言った話題の最新作も超快適!?

Ryzen 9&RTX 4090と最強クラスのPCで、アスキーの編集者が普段プレイしているPCゲームがどれだけ4K高解像度で快適か試してみた

文●ジサトラハッチ 編集●ASCII

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『WILD HEARTS』など最適化が不安なゲームも
高性能なので高いfpsを維持して快適!

 アスキーのゲームページ「アスキーゲーム」で活躍するライターのZenonさんは、最近プレイし始めた最新作『WILD HEARTS』をプレイ。『WILD HEARTS』は発売したばかりの頃は、PCへの最適化が不十分だったのか、ティアリングが多く発生し、どんなに高い性能のPCでもフレームレートが満足に出ないといった不具合を抱えていた。

Zenonさんは『WILD HEARTS』を4K高解像度でプレイ。推奨スペックでもたまにカク付くことがあった『WILD HEARTS』が、まったくカク付くことなく快適にプレイできているとコメント

 2月21日にパフォーマンスを改善するパッチを公開し、多少高いフレームレートが出せるようになったため、2月24日に検証を実施した。解像度は4K、画質は「最高」にし、フレームレートは「無制限」に設定して計測した。

 解像度が4Kの高画質でも、平均フレームレートが82.8fpsと60fps以上は余裕でキープしている。しかしながら、最大が114.3fpsで、最小が30.9fpsと上と下の差が激しく、かなり揺れている。とはいえ、パッチが当たる前よりは、総じて平均フレームレートが高く、ティアリングやカク付きは感じなかった。

『WILD HEARTS』は、和風テイストで自然と融合した大型の巨獣を討伐するハンティングゲーム。カラクリを駆使するといった独自性もあり、スピーディーで派手なアクションが楽しめる。その分、ややパフォーマンス面に不満が残っている点は残念だ。通常、解像度や画質を下げれば、フレームレートが大幅に上がり、より安定するところ、4KとフルHDでも平均フレームレートが16fpsしか変わらず、パフォーマンスの不満が完全に改善したとは言えない様子。

 運営は、今後もパフォーマンスを改善するパッチを適用する予定としているが、そうした動作の最適化に不安を抱える場合も、「G-Tune XP-A」はその高いスペックにより、4K高解像度でも60fps以上をほぼ保った状態でゲームがプレイできている点は嬉しいところ。大は小を兼ねると言うが、これだけ高いスペックを備えていれば、既存のどんなタイトルでも高解像度で遊べる証左にはなっている。

Ultra推奨がRTX 3090 Tiの『ホグワーツ・レガシー』も
DLSSを使えばレイトレが有効でも70fps以上と快適動作

 アスキーのゲーム担当であるいちえもんは、ハリー・ポッター世界を舞台としていることで話題となった『ホグワーツ・レガシー』をプレイ。いちえもんは、本作についてハリー・ポッターの世界観や雰囲気を高いレベルで再現し、ハリー・ポッターを見たことがない人でも、魔法世界に心躍る良作と絶賛している。

 そんな『ホグワーツ・レガシー』だが、高品質の推奨スペックはCPUがインテル「Core i7-8700」で、GPUがNVIDIA「GeForce RTX 1080 Ti」。推奨スペックは、画質設定が標準以上、解像度がフルHDで快適に遊べる程度を示すことが多く、大抵のゲームがCore i5などミドルクラスのCPUを指定する。しかしながら、CPUは12スレッド、GPUは6年前の最上位と割と高い。

『ホグワーツ・レガシー』が4K高画質で、普通にカク付くことなく動くだけでも凄いと、いちえもん

 さらに、解像度4K、画質Ultra(最高)で60fpsの場合の仕様は、CPUがインテル「Core i7-10700K」、GPUがNVIDIA「GeForce RTX 3090 Ti」と、一世代前の最上位のGPUを指定しているほどに要求が高い。『ホグワーツ・レガシー』には「ベンチマーク」と呼ばれる項目がある。これは、設定した画質でのフレームレートを計測する、いわゆるベンチマーク機能ではなく、あくまでプレイするPCに適した画質に自動で設定してくれる機能だ。

 ゲームをインストールして初回起動するだけでも、PCに合った設定に自動で合うようになっているが、設定を変えた際に最適化を自動でし直す際の機能だろうが、このように一般的にゲームをプレイしようとすると、最適化機能によりNVIDIA DLSSなどのアップコンバート機能がオンになっている。そこで、今回はデフォルトで設定されていた画質「最高」、レイトレーシングも有効にし、「DLSSクオリティ」が有効の状態で、解像度を変えてフレームレートをCapFrameXにて計測した。

 4K高解像度の最高画質での仕様が、GeForce RTX 3090 Tiだったこともあり、4K高解像度では100fpsこそ下回っているが、平均74fpと常時60fpsを10fps以上の快適な動作でゲームがプレイできている。本作はアクション性のあるRPGだが、FPSやレースゲームほど、高いフレームレートが必須と言う訳ではない。空を飛ぶアクションでは、フレームレートが高めでないと酔いを感じる人もいるだろうが、4K高解像度でハリー・ポッターの世界を鮮明に満喫することが目的なら、「「G-Tune XP-A」はその要望に応えられる性能を有していると言えるだろう。