ロジックICで動作するCPUが組み立てられる、ビット・トレード・ワンの「ロジックICで創る自作CPU組み立てキットTTM8」が発売。Shigezoneにて実機展示と販売がされたが、初回分はすでに完売となっている。価格は2万9000円で、解説本が付属したバージョンは3万1200円。
44個のロジックICを組み合わせ、8ビットCPUを組み立てることができる電子工作キット。はんだ付け工作により、100個以上のLEDや16進数キーパッドなどを備えた、最大64命令を構成できる8ビットCPUができあがる。ブラックボックスがない純粋な回路構成になっており、CPUの仕組みを初歩から学べる点が特徴だ。
ユーザーデータの格納やサブルーチンコールが可能な32バイトスタックを搭載するほか、自由に拡張I/Oを増設可能。ユーザーが製作した拡張基板を増設し、TTM8で制御するといった使い方も想定されているようだ。
完成した自作PCにはプログラム入力用の16進数キーパッドのほか、クロック切替スライドやクロック周波数切り替えピンヘッダー、手動クロック・リセットボタン、低周波クロック調整ボリュームなどを備える。また、動作するには1A以上のUSB電源が必要となる。
なお、部品点数の多さから組み立てには時間がかかるようで、ショップによれば「一般的な技量で5~6時間程度」で完成が可能な模様。歯ごたえのある電子工作が楽しみたい人も要チェックだろう。