新生活はセキュリティリスクを再確認する良い機会
そろそろ4月から始まる新生活の準備を始めている人もいらっしゃるのでは。慣れない環境での生活はそれだけでセキュリティリスクを高めるものですから、まずは身の回りの私物デバイス、PCとスマートフォン、そして無線LANルーターのセキュリティ対策を再確認しておきましょう。
そして忘れてはならないのが、Webサービスのパスワード周り。
学校や仕事場が変わったり、引っ越したりすると、新サービスへの登録と既存サービスの登録情報変更が一気に押し寄せてきます。少々面倒ではありますが、この機会にぜひ2要素認証の設定と、わかりやすいパスワードの変更を済ませてしまいましょう。
今回は、新生活で注意したいスマホの罠を紹介します。自由な一人暮らしを満喫するのは大事ですが、油断は禁物です。
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※以下は「「念願の一人暮らし! 思うままスマホ三昧」するあなたを狙う3つの罠」からの抜粋です。
タダで楽しめる海賊版スマホゲームはウイルス入りを疑うべし
ゲーム好きの人たちは最新情報を求めて海外のWebサイトまで足を延ばすこともあるかと思いますが、気を付けたいのが海賊版ゲームのダウンロードサイト。
一見、有料ゲームが無料で配られているように見えますが、そのなかには「有料ゲームのように見えるウイルス入りのゲーム」が混じっています。そもそも不正行為に手を染めることになりますから、興味を惹かれてもダウンロードしてはいけません。
悪質な定額課金アプリの罠に注意
では、正規のアプリを求めてアプリストアを巡る分には安心かと言えばそれもNO。ルールには沿っていますが悪質と言わざるを得ないアプリが存在するからです。
それらは初月無料などと銘打っていますが、じつはアプリストアの「自動で継続的に課金できる」というシステムを使って罠を仕掛けています。
アプリの中身は様々ですが共通するのは、継続的な課金を必要とすること、そしてアプリの内容に比してその金額があまりにも高額であることです。しかもその契約は指紋認証などで瞬時に成立してしまうため、支払っていることに気づかぬまま毎月高額が引き落とされてしまいます。
そうしたアプリはわざとわかりにくい場所に課金についての説明を記しているので、しっかり規約を読みましょう。
宅配業者を騙る偽Webサイト詐欺に新たな手口が!
また、家財道具を揃えるべく色々なモノをネットで買った方も多いと思いますが、昨年話題になった宅配業者を騙る偽SMSが新たな手口であなたを狙っています。
今度は偽のSMSに記載されているURLをタップすると宅配業者の公式サイトにそっくりな偽サイトが表示されます。そこで携帯電話番号を登録すると、あなたのSMSに電話料金と一緒に支払いができるサービスの認証番号が送られてきます。
ここで不審に思わずその認証番号を偽サイトに入力してしまうと、やがて身に覚えのない請求が電話料金と共に届くことになります。
理解できない要求をされたら、ただちに操作を中止し、あらためて公式サイトを検索して問い合わせましょう。これは詐欺に遭わないための鉄則です。