GeForce RTX 3060で厚さは14.5mm、重さ1.798kg~1.841kgの衝撃
ゲームに仕事、動画編集がどこでもできる薄さ・軽さの14型ノートPCが手放せなくなった (2/5)
2023年03月03日 11時00分更新
第12世代 インテル® CoreプロセッサーとRTX 3060搭載
Alienware x14の主なスペックは、第12世代 インテル® Core™ i7-12700H プロセッサー、GeForce RTX 3060 6GB GDDR6、16GBメモリー(LP-DDR5、5200MHz、オンボード)、512GB SSD(PCIe 4.0 NVMe対応)という構成だ。フルHDゲームプレイや写真・動画編集をしっかりとこなせる性能で、ゲーミングノートパソコンとしてはとてもスタンダードなスペックといえるだろう。
しかし、Alienware x14のスゴイところは、これを14型ノートパソコンのサイズに収めているということだ。しかも、筐体の厚さは14.5mmと、CPU内蔵GPUを採用したスタンダードノートパソコンと変わらない薄さを実現している。さらには、重さは約1.798kg~1.841kgと、2kgを軽く下回っている。
私はもともと2kgちょっとの15.6型ノートパソコンを会社に持って行って使っていたので、Alienware x14をカバンに入れて持ち運んでみたときは、ゲーミングノートパソコンでこんなに軽いのかと感動した。
フットプリントはおよそ幅321.5×奥行262.8mmと、こちらも14型のスタンダードノートパソコンと変わらないサイズ感に収まっているので、そこまで大きくないリュックでもスルッと入れて持ち運べるのも、魅力だ。
なぜ、Alienware x14以外に、GeForce RTXシリーズといった高性能なGPUを採用するコンパクトサイズのノートパソコンが少ないのかというと、熱問題がある。ハイパワーなパーツはそのぶん熱くなるので、コンパクトな筐体だとこの熱をコントロールできなくなるからだ。
その点Alienware x14は、Alienware独自の「Alienware Cryo-tech」冷却テクノロジーを採用。独立制御のファンと、液相の変化を利用して迅速に熱を放出する独自のCPUベイチャンバーを介して、高負荷時にも熱くなる内部温度を抑えることができる。
加えて、独自開発のガリウムシリコン熱伝導素材の「エレメント31」も採用。これにより、効率的にCPUから熱を取り除いてくれるのに加え、CPUの温度が45度まで上昇する時間も従来とくらべて2倍引き延ばしてくれるとのことだ。
こういった熱対策により、ゲームプレイや写真・動画編集といったパワーを使うシーンであっても、しっかりと冷却して性能を引き出せるというわけだ。