仕事や動画鑑賞、ゲームなど、さまざまな用途で役立つものばかり
ディスプレー選びに悩んでいる人にViewSonicの「ホーム&オフィス」モデルを推したい
可変リフレッシュレート対応の「VA2409-MH-7」
続いては23.6型ディスプレーの「VA2409-MH-7」。本製品は2023年2月2日に発売されたフルHDディスプレーで、広い視野角と鮮やかなカラー表現が特徴の「SuperClear IPS」を採用している。NTT-X Storeでは1万5840円で販売している(3月9日現在)。
24型のディスプレーはスタンダードな立ち位置で、ゲームやデスクワークの用途で利用する人が多い。本モデルは23.6型だが、さまざまなシチュエーションもそつなくこなせるポテンシャルが秘められている。仕事も動画鑑賞もバランス良くこなせるモデルを探しているなら、23.6型のVA2409-MH-7が望ましいだろう。
本製品のポイントは「可変リフレッシュレート技術(VRR)」を採用していること。この可変リフレッシュレートは、画面のティアリング(チラつき)とスタッタリング(カクつき)を解消する機能だ。
例えばゲームをプレイしているとき、画面のティアリングとスタッタリングにより没入感が削がれることもある。これらはディスプレー側とGPU側の処理が追い付かないことで発生する現象で、わかりやすく言うと"あ・うんの呼吸が合わなくて画面が乱れてしまう"ということだ。だが、可変リフレッシュレートをオンにすることで画面の乱れが軽減され、映像に没入しやすくなる。
本製品はゲーム向けというわけではないが、可変リフレッシュレートに対応しているので安定したプレイが可能と言える。本製品のリフレッシュレートは75Hzで、画面が滑らかになる60fpsを超えているのは確かだ。可能であれば高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーが望ましいのだが、お手頃な価格のモデルを欲しているのであればVA2409-MH-7でも問題ないだろう。
背面にあるインターフェースは、HDMI 1.4とVGA端子などを備える。ノートPCの画面を出力する、家庭用ゲーム機に接続するといった使い方が可能だ。普段使っているノートPCにHDMIが搭載されていない場合、USB対応のHDMI変換機を利用するといいだろう。対応するUSBをHDMI変換機に接続することで、本製品の画面に出力できるようになる。
本製品の価格は1万円台とかなりお得だ。普段使いはもちろん、可変リフレッシュレートで安定したゲームプレイを実現させたい人にも推したい。
コスパとサイズで選ぶなら「VA2215-H-7」が断然オススメ!
最後は21.5型のフルHDディスプレーである「VA2215-H-7」。これまで紹介してきたディスプレーの中でも、本製品の画面サイズは21.5型とコンパクトだ。
ディスプレーは、画面サイズによっては場所を取ってしまいがちだが、これぐらいのサイズ感であれば置き場所に困ることはない。できる限りスペースを確保したいのであれば21.5型がちょうど良いかもしれない。ただ、画面サイズが小さいと表示される文字のサイズも小さくなるといった注意点がある。個人的には、テキスト入力よりも動画視聴用のディスプレーか、ノートPC用のサブディスプレーとして使うことをオススメしたい。
背面のインターフェースは、VA2409-MH-7と同じくHDMI 1.4が備わっていて、PCだけでなく家庭用ゲーム機などにも対応する。もちろんVGA端子も備わっている。
本製品は、ドスパラでは1万2980円で販売している(3月9日現在)。コンパクトな画面サイズのモデルが欲しい人、サブディスプレーが欲しい人に推せる製品と言える。
普段使いにもってこいのディスプレー4機種
以上が、ViewSonicのホーム&オフィス向けディスプレー4機種だ。仕事や動画鑑賞、ゲームなど多様な使い方ができるのが最大のメリットとなる。また、ユーザーのニーズに合う画面サイズが多くそろっているのも嬉しいところ。大画面にこだわるなら27型、多様な用途も無難にこなせる23.6型、配置スペースをできるだけ抑えたいなら21.5型という風に、自分の環境に適したディスプレーを選択することも大事だ。
ディスプレー製品は価格が高いイメージがあるが、今回紹介したモデルは1~2万円台とお買い得だ。解像度に加えて、用途に合わせたプリセットや可変リフレッシュレート、目に優しい機能など、性能面も申し分ない。リーズナブルなうえに長く使える性能も魅力的だ。気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか。