日本アイ・ビー・エムは2月17日、レポート「過剰な期待に沸くメタバース市場、その先にある真のポテンシャルとは?」を公開した。
本レポートは、IBMのシンクタンクであるIBM Institute for Business Value(IBV)が行なった調査を基に、主にB2BおよびB2B2C領域においてメタバース・サービスの提供を検討あるいは実施する事業者や、そのビジネスパートナーまたはユーザーとなり得る企業を対象に、取り組むべき方向性を示唆するもの。また、国内の個人消費者を対象としたウェブアンケート調査を実施し、B2C領域における個人のメタバースに対する受容性や潜在的なニーズを分析・深堀し、最新事例なども併せて紹介している。
レポートでは、VR(Virtual Reality)に加えAR(Augmented Reality)やMR(Mixed Reality)も含めてメタバースを構成するコア要素として定義し、メタバースがどのような役割を果たすのかについて以下の3つの視点から考察。
・「コミュニケーション」と「コミュニティー」の観点でのメタバースの価値:
・メタバース体験者の感想とB2B2Cエコシステム拡大の可能性:
・未来への期待とB2Bメタバースの革新:
上記を踏まえ、2023年は企業によるメタバースのユースケース検討が急速に広がり、「エンタープライズ・メタバース元年」になると日本IBMでは予測。以下にメタバースに取り組むサービス提供者への提言を4点記載。
・メタバースに限定されない包括的技術力とエコシステム形成が必須
・「メタバースありき」ではなく 「企業の課題解決ありき」の実績が肝心
・「アジャイル型経営」を基軸とした、 顧客のデジタル組織強化とマインドセット変革が急務
・社会課題解決とサステナビリティー実現を前提とした メタバースの推進が不可欠
レポートはこちらから無料でダウンロード(PDF)できる。