中国ロボセンス(速騰聚創)は現地時間2月6日、一汽トヨタ(中国の自動車メーカー一汽とトヨタの合弁会社)に対してLiDARセンサーを提供すると発表した。中国のLiDARセンサー製造企業としては初めて、トヨタのサプライチェーン入りを果たす。
LiDARセンサーを一汽トヨタの複数の車種に提供
今回提供されるのは「RS-LiDAR-Mシリーズ」と呼ばれるセンサー。これは第2世代のLiDARセンサーにあたり、ロボセンスによると既にトヨタ以外にも自動車メーカー約20社から合計50車種以上の受注を獲得しているという。
同社は一汽トヨタにおいても、世界で最も売れている多数のモデルを中心に綿密に協力する予定としており、複数の車種にRS-LiDAR-Mシリーズが搭載される見込みだ。
なお、中国国内のLiDARセンサー製造企業がトヨタのサプライチェーンに参入するのはロボセンスが初となる。
同社は2014年設立で、本社は中国深圳。現在は乗用車や無人輸送車、ロボットに使われるLiDARセンサーなどを製造している。