グーグルは2月7日、検索やGoogleアプリ、Chromeのセキュリティやプライバシーに関する機能を強化すると発表した。露骨な表現の画像に対するぼかし措置や、Face IDを使ったGoogleアプリのロック機能、仮想クレジットカード番号の対応拡大が主な内容だ。
画像検索:露骨な表現の画像はぼかしがデフォルト化
グーグルの画像検索では、検索結果に含まれる露骨な表現の画像にぼかし処置が施される。
この機能は既に18歳未満のログイン済みユーザーではデフォルトになっているが、今後数ヵ月以内にそれ以外のユーザーにも拡大する予定だ。
なお、ぼかし処置の有無はユーザー側で設定を切り替えることができる。
iOS版Googleアプリ:Face IDによるロック機能を追加
GoogleアプリのiOS版では、アプリ起動時にFace IDの認証を追加できるようになる。
これにより自分のGoogleアプリを他人に勝手に使われる心配がなくなり、アプリ上に保存されたデータやユーザーのプライバシー情報をより強固に保護することが可能。
具体的な実装スケジュールは不明だが、グーグルは間もなくこの機能を提供できるとしている。
仮想クレジットカード番号機能:American Expressを対応ブランドに追加
仮想クレジットカード番号は、ネット通販などでクレジットカードを使う際、取引のたびに一度限りの仮のカード番号を作成することで、店舗側に本当のカード番号を知られずに済む機能だ。現在はChromeとAndroidの「Google Pay」に搭載されている。
これまで「Capital One」のクレジットカードがこの機能に対応していたが、今回新たに「American Express」も対応ブランドに加わった。
ただし、日本国内で発行されたAmerican Expressのカードがこの機能に対応するかは明らかにされていない。