デル・テクノロジーズ株式会社
~グループ全体のシステム統合で、業務効率化を実現し新たなサービスの創出へ~
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.dell.com/ja-jp )は、社会医療法人 三愛会 大分三愛メディカルセンター(所在地:大分県大分市、理事長:三島 康典、以下、大分三愛メディカルセンター、URL:http://san-ai-group.org/ )が、医療活動や病院の経営を支える医療情報インフラの最適化とセキュリティー強化のため、デジタル トランスフォーメーション(以下、DX)に取り組み、デル・テクノロジーズのソリューションを採用したことを発表しました。今回の採用により、各種業務のデータが一元管理できる環境を構築し、地域医療へさらなる貢献ができる医療情報インフラが整いました。
大分三愛メディカルセンターは、デル・テクノロジーズの「Dell VxRail」ハイパーコンバージド インフラストラクチャー(以下、HCI)やデータ保護専用アプライアンス「Dell PowerProtect Appliance」を採用したことで、医療情報インフラの設置スペースを従来の2ラックから2分の1ラックに削減するとともに、パフォーマンスを旧環境の約5倍に向上させました。加えて、個別導入されていたバックアップシステムを統合したことで運用を簡素化し、ランサムウェア被害などが発生した場合でも迅速な業務データ復旧が可能な環境としました。
■業務改革の背景:
同病院では、最適な医療やケアを提供するうえで、各種業務のデータが一元的に利活用できる環境が必要でした。しかし、各システムが個別に構築されていたため、同じ患者様であっても、病院と介護施設ではIDが異なるといった状況が生じていました。さらに旧環境は、VMware仮想化基盤と個別物理サーバーの混在環境で、かつ旧仮想化基盤が3つの階層構成で構築され、複数ベンダーが関わっていたこともあり、不安定な状態に悩まされていました。さらに、昨今頻発している医療機関を狙ったサイバー攻撃対策として様々なセキュリティー製品を導入していたものの、最後の砦となるバックアップがサイロ化しており、病院全体として統制が取れていないなどの課題がありました。
■デル・テクノロジーズ ソリューション採用の理由:
これらの課題を網羅的に解消できるソリューションを探したところ、デル・テクノロジーズのHCI製品の「Dell VxRail」ならびに、データ保護専用コンバージドアプライアンスの「Dell PowerProtect DP Series」が、拠点/部門の物理サーバーも含めたすべての業務システムをシンプルに統合でき、将来的な拡張も容易に行えるメリットがあることがわかりました。また、VMware環境との親和性が高く、旧仮想化基盤からの移行が容易であるという「VxRail」のメリットに加えて、ハード/ソフト/VMware基盤を含めたワンストップ サポートがデル・テクノロジーズから受けられる点、手間のかかる事前検証が不要でスピーディーに作業が進められる点などが評価され、採用に至りました。
■導入の効果:
デル・テクノロジーズのソリューション採用により、同病院の医療情報インフラ全体のシンプル化・最適化が実現し、信頼性や可用性が大幅に向上しました。個別物理サーバーで稼働していたシステム群を集約化できたほか、グループ社会福祉法人の介護系システムも統合することができ、その際に実施したノード増設作業も無停止で行うことができました。また、全ての環境を単一のコンソールで統合管理できるため、運用管理に要する手間や時間を軽減し、設置スペースも旧環境の2ラックから約2分の1ラックへと減少し、省電力化も図ることができました。その一方で、パフォーマンスは飛躍的にアップしており、「旧環境の約5倍」の性能向上が果たせました。さらに、万が一セキュリティー インシデントが発生した際にも、重要なシステム/データを迅速に復旧できる環境が実現したことは、レジリエンス(回復力)の向上につながりました。
同病院では、地域医療へさらなる貢献をしていくため、さらなるDXにまい進し、新たなサービスの創出を検討しており、デル・テクノロジーズは、今後も包括的にサポートしていきます。
■システム構成図:
■大分三愛メディカルセンターについて:
大分三愛メディカルセンターは、急性期・回復期・地域包括ケア病棟を有する190床の2次救急医療機関で、2020年には法人設立50周年を迎えています。救急医療・災害医療要件を満たし2009年に社会医療法人の認可を受け、前身の診療所から数えると74年以上にわたり、計13の事業所を展開し地域の医療介護を担っております。2020年のコロナ第1波より、コロナ陽性者入院受け入れ、発熱外来を展開し続けており、大分県内でも有数のコロナ患者対応病院として、感染症との闘いの最前線に立っています。また救急では、2022年に初めて年間救急車受け入れ件数2,000台を突破し、地域の救急医療に貢献。専門医療についても、脳卒中センター、消化器病・内視鏡センター、運動器センター、画像診断センターを設置し、近年では心臓カテーテル治療の体制を確立させ、最新医療体制を構築し続けています。健診部門では、2016年に病院に併設した三愛総合健診センターを開設。病院のほか3つの診療所、2つの老健施設、老人ホーム、グループホーム、健診部門を有することで、地域の方々の声明と健康を包括的に支える役割を担い続けています。
■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
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