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【先行レビュー】中身が激変、大きく進化したHomePod(第2世代)

2023年01月31日 23時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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Apple TV+の「グレイハウンド」を視聴した。ドルビーアトモス対応し迫力ある低音を含め、テレビ単体のスピーカーとは比べ物にならないほどの迫力を得られる

初代と違って、1台でも十分にステレオ感がある

 また、初代は単体ではステレオ感が少なかったので、2台買ってステレオペアにするのがお勧めだったが、第2世代は単体でもそれなりにステレオ感がある。これなら、必ずしも2台買わなければならないという感じでもない。

 もちろん、2台並べてステレオペアとして設定すると、さらに迫力と広がりのある音が楽しめる。目をつぶるとボーカルが目の前に迫ってきて、背後にベースやドラムがあることが感じられる。ステレオペアで聞いて特徴的なのは、ボーカルやギターなどの中高音がクリアでツヤ感があること。他の音より際立って目の前にある感じがする。これなら、日常的に音楽を聞くのにも、Apple TVと接続して映画を楽しむ時用のスピーカーとして使うにも最高だ。

 先ほども述べたが、初代と違って、1台でも十分に使い物になる。しかし、ステレオ感、空間オーディオ感を重視するなら、2台買って空間オーディオを構成したい。ライバルとなるウーファー別体式のオーディオ性能重視のスマートスピーカーと較べても、8万9600円の価値は十分にあると思う。

スマート家電のハブにもなる

 また、筆者の家にはそれほどスマート家電があるわけではないから活用はできないが、スマート家電の音声コントローラーとしての機能も充実してきている。「Hey Siri」と声をかけエアコンをつけたり、照明を点灯することもできる。

HomePod(第2世代)と、HomePod miniには、温度と湿度のセンサーが内蔵されている。スマート家電のハブとして活用するための機能だ

 新たに温度計と湿度計が装備されたのも(HomePod miniにもセンサーが搭載されており、HomePod 16.3ソフトウェアアップデートで利用できるようになった)スマート家電のハブとして活用するためだ。これで、「気温が25度以上になったらブラインドを閉める……」というような設定も可能になる。

 飛躍的に音質の向上したHomePodは、すべてのiPhone、iPad、Macをお持ちにの方にお勧めできるスマートスピーカーになった。

 

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

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