ユビテックは2月17日より、同社の安全見守りサービス「Work Mate」にて新たな危険予知指標となる「注意力低下検知」機能を追加する。
Work Mateは工場や工事現場などで働く作業者の安全見守りサービス。転倒・転落や各種体調変化のリアルタイム検知に加え、バイタルや活動量データから熱中症予兆や注意力低下などの「危険予知」を行ない、労災事故の「未然予防」を目指している。
過度な疲労や睡眠不足などによって副交感神経をはじめとする身体休息機能が発動すると、心拍数の低下とともに覚醒度が低下し、注意力低下状態になることが知られている。同社ではこの点に着目し、Work Mateではパルスと活動状態(加速度の変動)を組み合わせることで注意力低下状態を検知するアルゴリズムを開発。
スマートウオッチから取得したパルスと活動状態のデータをリアルタイムで分析し、動作に対してパルスが平常時より低い状態が一定時間継続した場合に注意力低下状態と判定し、本人と管理者へアラートを発報。また、パルスと活動状態の分布は日々変動するため、AI学習を行なって個人の体調特性と作業特性を反映することで危険予知の精度を高める。
これにより、作業者本人の行動変容、および作業者への見守り強化や配置転換などによる現場改善を促し、労災事故の未然防止を目指すとしている。