一旦処理が終われば600円/週でバリエーションを無限に生成
AIイラスト生成アプリ「AIピカソ」を提供するAI Picassoは1月23日、被写体の顔写真を10~20枚読み込むと、そのデータを元に大量のアバター用イラストが生成される「AIアバター」機能をリリースした。iOS、Android対応。1週間600円で何回でも利用できる。
AIピカソはtext-to-imageモデルのStable Diffusionをベースに開発されたアプリ。2022年12月には「いらすとや」風のイラストを生成する「AIいらすとや」機能が実装され話題になった。
今回追加された「AIアバター」機能は、あらかじめ用意した被写体の顔写真を10〜20枚読み込むことで、顔の特徴をそのままに様々なパターンのアバターを生成できる。
筆者はあまり自撮りをする習慣がないためすぐに顔写真を用意できず、Googleフォトを遡ってなんとか20枚かき集めてきた写真をアップロード。
生成には10〜30分の時間がかかる。現在はアクセスが集中しているのか30分ちょうどかかった。
完成したAIアバターが次々に表示される。元写真がサングラス、ヒゲ、マスクと顔を特定しづらいものが多かったという理由もあるのだろう、はっきりいってあまり似ていないが、なんとかこの酷い素材をかっこよく見せよう、という意思は感じた。
対するSNOW「AIアバター」機能は
「AIアバター240(1100円)」プランで計240枚
それよりも驚くべきはその枚数だ。30分ほどの処理時間はかかるが、一旦処理が終わってしまえばほぼ無限にバリエーションが生成されるのだ。
SNSなどで芸能人が使用したことで話題になっている「SNOW」の「AIアバター」機能は、いちばん高い価格帯の「AIアバター240(1100円)」プランでも10種類の画風で各24枚、計240枚しか生成できない。
600円/週、または3200円(通常価格は4444円)/年で無制限に利用できるAIピカソは、いろいろな写真で納得いくまで試してみたい人や、とにかく大量にアバター画像を生成したいという人にとっては魅力的な選択肢となるだろう。