キリンビールは1月13日に発表会をおこない、2023年の事業方針とともに、「一番搾り」、「スプリングバレー」、「グリーンズフリー」のリニューアルを公開した。
強固なブランド体系の構築
新たな成長エンジンの育成
堀口氏は、2023年も「ブランドと人財を磨き上げる」をテーマとし、「強固なブランド体系の構築」、「新たな成長エンジンの育成」を軸とした事業戦略を発表した。
また、10月の酒税改正で高まると予測されるビール需要に応えて、「一番搾り」ブランドのさらなる強化と、「この先もずっと愛される“ビールの未来”」の実現に向けたクラフトビールの育成に取り組み、ビール計では前年比約1 割増の販売数量を目指す。
「強固なブランド体系の構築」については、主力ブランドを育成し、酒税改正後も愛され続ける強固なブランド体系を構築。外部環境の変化にしなやかに対応し、各カテゴリーにおいてお客様から支持いただけるよう取り組みを強化する。
コロナ禍で希薄になってしまった今だからこそ、「人と人とのつながり」をビールのおいしさを通じて伝えていき、永く愛されるブランドを目指す。
「新たな成長エンジンの育成」はクラフトビール事業では、「この先もずっと愛される“ビールの未来”」を実現するため包括的なアプローチを実施し、クラフトビールならではの体験を創出。「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」ブランドを中心に、クラフトビール市場活性化に向けた広告展開や、提携ブルワリーと共同で「Tap Marché(タップ・マルシェ)」を活用し、パートナー飲食店との取り組みを強化する。
また、クラフトブルワリーの品質支援の仕組みを構築し、業界全体のさらなる発展に貢献する。
2年ぶりに「一番絞り」をリニューアル
「うまみ」が向上し後味スッキリに
「キリン一番搾り生ビール」を中味・パッケージともに1月製造品より全国で順次切り替え、さらにおいしく進化させる。缶商品は1月製造品から、びんと樽商品は2月製造品から順次切り替えとなる。
「一番搾り」は1990 年の発売時から「おいしいビールのもたらすうれしさで日本を明るくする」という志のもと、麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」でつくるビール。
今回のリニューアルでは、麦本来の澄んだうまみを最大限引き出すことで飲みやすく飲み飽きない味わいへ進化させる。また、「一番搾り」史上最大規模のコミュニケーションを展開し、ビール好きの方はもちろん、最近ビールをあまり手に取っていない方まで、日本中でお客様のおいしい、うれしい体験により笑顔を広げていく。
「SPRING VALLEY 豊潤<496>」をリニューアル
「SPRING VALLEY シルクエール<白>」はパッケージリニューアル
キリンは、クラフトビールを『おいしさにこだわった造り手の感性と創造性が楽しめるビール』と考えており、ビールの魅力化・ 市場の活性化に向け、2021年3月にクラフトビールブランド「SPRING VALLEY」を立ち上げた。
基盤商品である「豊潤<496>」は、ブランドのコンセプトでもある「感動のビール体験」をより多くの人に体験してもらうため、さらなるおいしさを追求し、リニューアルをおこなった。
クラフトビールは認知の高さに比べ、飲用経験者が少なく、ビール類の飲用者の約7割はクラフトビールノンユーザーにあたる。「SPRING VALLEY」ブランドを通じて、他のブルワリーや飲食店・流通などとともに、クラフトビールの飲用体験の機会を創出し、クラフトビールのおいしさを伝えていく。
ノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー」
中味・パッケージともにリニューアル
「キリン グリーンズフリー」を中味・パッケージともにリニューアルし1月製造品から全国で順次切り替える。
今回のリニューアルでは、爽快感・飲みごたえをさらに向上させ、「ビールに近い爽やかなおいしさ」にさらに磨きをかけた。ノンアルコール・ビールテイスト飲料を積極的に生活に取り入れるうれしさを、広告を通して訴求することで既存ユーザーはもちろん、ノンアルコール・ビールテイスト飲料を初めて飲む層や、しばらく飲んでいなかった層への飲用経験拡大を図る。
また、「一番搾り 限定春デザイン缶」 「一番搾り 糖質ゼロ 限定春デザイン缶」を2月7日(火)より全国で期間限定発売する。