7枚映れば総画素数5806万800ドットの超広大作業スペースに!

Thunderbolt 4で4Kディスプレーは何枚映る?ノートPCと3画面出力ドック2台で実験

文●ジサトライッペイ 編集●ASCII

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JAPANNEXTが4Kディスプレーを7台も貸してくれた!

JAPANNEXTの31.5型4Kディスプレー「JN-V315UHDRC60W」。実売価格は4万5900円前後

 今回の実験の最大の障壁は4Kディスプレーの準備です。ドッキングステーション1台あたりから3画面出力する予定ですから、それが2台で合計6台の4Kディスプレーが必要になります。1台や2台ならご用意してくださるメーカーさんはあれど、さすがに6台となるとなかなか……。

 しかし、以前5240×1440ドットの超ウルトラワイドディスプレーを3台も貸していただけたJAPANNEXTならワンチャンあるかも……と相談してみると、あっさりOK。どさくさにまぎれてノートPCのUSB Type-C出力ぶんの7台目もお願いしてみると、こちらもご快諾いただけました。しかもすべて同モデルの31.5型4Kディスプレー「JN-V315UHDRC60W」。いやはやありがたい限りです。

JN-V315UHDRC60Wの映像入力はHDMI 2.0、DisplayPort 1.2、USB Type-Cの3系統。ちなみに、本機はKVM機能やUSB PDにも対応している点もおもしろいです

 JN-V315UHDRC60WはHDMI 2.0、DisplayPort 1.2、USB Type-Cのいずれでも4K入力できるモデルになります。ゆえに、接続は下記のようなイメージです。

今回の検証の接続イメージ図。ドッキングステーションからはHDMI 2.0×2とThunderbolt 4(ディスプレー側はUSB Type-C)で4Kディスプレー3台ずつに接続します。また、ノートPCのUSB Type-Cからも別途4Kディスプレーに接続し、合計7台の4K画面出力に挑戦します

 4Kの解像度は3840×2160ドットなので、総画素数は829万4400ドット。7枚出力できれば、なんと5806万800ドットの超広大な作業環境になります。僕は8年ほど前に、「PC1台で夢の28画面マルチディスプレーに挑戦!」という記事で、フルHD(1920×1080ドット)を16画面出力しましたが、その時の総画素数3317万7600ドットをはるかに超えるスペースです。

 もちろん、今回は上記の記事のような複数のビデオカードを用いたデスクトップPC環境ではないので、過剰な期待は禁物です。しかし、こういった実験でインターフェースの進化を感じまくりたいところではあります。ちなみに、あの当時は4Kディスプレーはまだまだ高価で10万円を切ったらビッグニュースでした。いい時代になったものです。

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