OKIエンジニアリングは1月13日より、モバイル機器やウェアラブル端末などに搭載されるリチウムイオン電池の良品解析サービスを提供開始する。
同社は2021年3月より、リチウムイオン電池の焼損事故発生時に原因を特定する焼損事故解析サービスを提供しており、焼損メカニズムに関する知見や解析のノウハウを蓄積してきた。今回提供を開始する良品解析サービスは、この知見やノウハウを基に、焼損事故を予防するための検査メニューとして確立したもので、機器メーカーなどが採用を検討している電池の品質を評価し、安全性の高い電池の採用を支援する。
対象の電池に内在する欠陥や不具合構造を検出し、危険性を予測・評価するとともに、過充電や外部からの加熱をした際の焼損耐性を確認し、電池の品質を評価。焼損耐性の確認については、電池単体での解析に加えて基板や実装部品を含む機器全体での解析も可能だ。
同社は、リチウムイオン電池を搭載する機器を扱う企業向けに本サービスを提供し、年間5000万円の売上を目指すという。