妙な甘さと小ぶりなエビが残念
蝦醬香る特製エビのチリソース煮
三ツ星ファームは、基本的に薄味で素材の味を楽しむ感じだが、このエビチリは珍しく味付けが濃い。だが味が薄い中華料理は物足りない気がするので、むしろ味が濃いのは正解かもしれない。
そのエビはぷりぷりで甘い。タレもトマトケチャップのような甘さを感じる。味付けが甘いため、白米とはあまり合わない。これは単体で食べた方がいいだろう。
ナスは大きく、味もしっかりしていた。ただエビチリの濃さがナスの素材の味を邪魔してる感じがした。玉ねぎはもう少し細かく刻んだ方が食べやすい。そして、副菜の油揚げが全然印象に残らなかった。味が濃いエビチリと一緒に食べても味が薄く感じてしまうためだろう。蒸し鶏は口をさっぱりさせてくれるのが良かった。
全体的にエビを食べた感より野菜を食べた感の印象の方が強く、なによりエビが少ない!と感じた。これなら市販の冷凍食品のを食べたほうが味も量も満足がいく。これまで食べた三ツ星ファームの味が良過ぎたせいか、エビチリにはちょっとがっかりさせられた。
蝦醬香るというが、そもそも蝦醬(シャージャン)というのががよくわからない。小えびを塩漬けして発酵させた広東特有の調味料とのことだが、妙な甘さはこのせいだろうか? 筆者の口には合わなかった。
ビールが欲しくなる!
ねぎ塩うまだれチキン竜田揚げ
竜田揚げということだが、カラッとはしておらず、ややベチャッとしている。とはいえ、電子レンジでチンする以上、これはある程度はしょうがない。竜田揚げは小さくて食べやすく、量も6個ほどあるので十分満足感がある。竜田揚げ自体は味が薄めでさっぱりしており、それを濃いめのねぎ塩うまだれが補っている。これはビールが欲しくなる! 副菜の緑豆春雨の味が濃く大根の味が薄いので、味に強弱があっていい。
三ツ星ファームはとにかく野菜が美味しい!
レンジでチンするだけなので巣ごもりに最適
ここで紹介したのは50種類あるメニューのうちほんのわずかだが、ここまで食べて思ったのは、非常にお手軽だということ。わざわざ弁当を買いに行く手間もなければ、メニューを考える必要もない。しかもレンジでチンするだけで温かい食事を食べられて、食べたあとは容器を洗って燃えるゴミにポイすればいい。ゲームに集中している時に、食事に割く時間を大幅に短縮できるのは実にありがたい。まさしくこれは究極の「ゲーミングフード」といえる。
寝る間を惜しんでまでゲームに没頭したいときは、三ツ星ファームなどの宅食サービスを利用すると、最高の“巣ごもりゲーミング”を体験できるはずだ。