DMM.comは2023年1月18日より、福岡県大川市において大学生等応援臨時給付金の申請受付の実証実験を開始する。
同社の地方創生事業(DMM 地方創生)にてプレイネクストラボと協働して実施するもので、自治体向けサービス「スマート公共ラボ」の一環として開発を進めていた「スマート公共ラボ 電子申請」実証実験の第1弾となる。
大学生等応援臨時給付金は、これまで郵送申請のみの受付であり、学生証などのコピーを同封する必要があった。スマート公共ラボ電子申請の導入により、必要書類が写真にて提出が容易になるという申請者側のメリットだけでなく、申請を紙でなくデータで受付することで職員側の事務フローの改善に繋がるという職員側のメリットも見込んでいるという。また、今後、住民票の写しや印鑑登録証明書の交付申請など、さまざまな手続へ拡充を予定している。
スマート公共ラボ 電子申請は、住民票の写しや印鑑登録証明書の発行など、従来は役所へ行く必要のあった手続きが、自治体のLINE公式アカウントでスピーディーに行なうことができる。また、LINE上で本人確認や電子署名といった公的個人認証を行なえるため専用デバイスや専用アプリは必要なく、マイナンバーカードにLINEをかざして読み取り後、本人確認を迅速に実行し、各種手続がスムーズに実施できる。
※LINE上での公的個人認証には、LINE Payが提供する「LINE Pay 公的個人認証サービス」の仕組みを採用
交付料や送料など、手数料の支払いもその場で決済でき、クレジットカードや電子マネーなど、さまざまな決済手段にも対応。システムは国際規格の情報セキュリティーマネジメントシステム「ISMS」を取得。