JN-V315UHDRをレビュー
そんなに安くて大丈夫?4万円切り31.5型4Kディスプレーを検証
ゲーマーなら誰しも大画面でゲームをプレイしたいと考えるのではないだろうか。特に、RPGやRTSなどは大きな画面だと没入感が高まり、より楽しいく遊べるはずだ。映画などの動画だってそうだ。大画面で視聴したほうが臨場感は高いはず。そんな要望を満たす液晶ディスプレーがJAPANNEXTの「JN-V315UHDR」だ。
JN-V315UHDRは31.5型の液晶ディスプレーで、4K解像度に対応。それでいて直販価格は3万9980円と、非常にお買い得感が高い。4Kモデルで30型以上の製品の中だと、4万円切りは最安クラスだ。逆に「そんなに安くて大丈夫か?」と訝しむ人もいるだろう。実機を触る機会に恵まれたので、詳しく見ていこう。
VA方式を採用した半光沢パネル
HDR 10対応にsRGBカバー率98%
JN-V315UHDRは半光沢、いわゆる「ハーフグレア」タイプの液晶パネルとなる。グレアタイプほど映り込みはなく、それでいてノングレアタイプよりもキレイに表示できる。特に動画視聴時はノングレアタイプよりも美しく感じた。
液晶パネルの駆動方式はVAを採用。VA方式は電圧で液晶分子の向きを垂直や水平にすることで、バックライトの光量を調節する。それゆえ、電力を加えていない場合は、バックライトの光量が偏光板で遮断されるため、「黒」の表現が美しいという特徴がある。JN-V315UHDRのコントラスト比は3500:1と高めで、白黒がクッキリとした美しい画面を実現している。
輝度は350cd/m2で、HDR 10に対応。sRGBカバー率は98%を謳っており、HDR対応コンテンツを色鮮やかに表現できる。また、OSDには色温度や色相、彩度といった細かな設定があり、自分好みの色合いに調整できる点もいい。
視野角は水平・垂直ともに170度と、IPS方式(水平・垂直ともに178度)と比べるとやや狭い。しかしながら、試しに横からのぞきこんでみても色ムラは確認できなかったので、十分実用に耐えうる仕様と言える。
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