シチズン時計は12月7日、世界初の多局受信型電波時計発売から30周年を記念して、「シチズン アテッサ」「シチズン エクシード」「シチズン クロスシー」「シチズンコレクション」の4ブランドから、電波時計30周年記念モデル「DENPA Limited Models YOAKE COLLECTION」全4モデルを発表した。価格は6万500円~15万9500円で、2023年1月2日に数量限定で発売する(価格・発売日・限定数量は予定)。
本コレクションは、各ブランドのイメージに合わせて、薄型、小型、クロノグラフ搭載、日中米欧の電波受信といった、シチズン独自の電波時計のムーブメントをそれぞれに搭載。多局受信型電波時計の製品化から30年を迎える2023年に電波時計への新たな挑戦の始まりを「夜明け」に見立て、それぞれの個性を持った4ブランド全てにブラックとゴールドのカラーリングを採用し、限定モデルらしい華やかなデザインに仕上げている。
シチズン エクシード エコ・ドライブ電波時計(AS7156-62E)は、薄型ケースが特長のモデルを採用し、見返しリングには、純金粉を蒔いて定着させる蒔絵手法を用いている。ラメが煌めく文字板は、静けさの中から差し込んでいく夜明けの光を表現している。ケース径は38.0mm、厚みは6.9mm(ともに設計値)。価格は15万9500円(500本限定)。
シチズン アテッサ エコ・ドライブ電波時計 ダイレクトフライト(AT8254-61E)は、アテッサの電波時計としてロングセラーのモデルがベース。上品なデュラテクトサクラピンクのベゼルとラメを合わせこんだきらきらと煌めく文字板で、新たな1日の始まりの夜明けの華やかな情景を表現している。ケース径は41.5mm、厚みは9.7mm(ともに設計値)。価格は12万6500円(世界限定1600本)。
シチズン クロスシー エコ・ドライブ電波時計 ティタニア ハッピーフライト(EC1166-74E)は、夜明けを感じさせるはじけるような光の粒を、きらめくドットパターンの文字板にラメを施して表現。インデックスには、ラボグロウン・ダイヤモンドを4ポイントセッティングし、夜明けの光が粒となってきらめく様を表現している。ケース径は28.0mm、厚みは8.5 mm(ともに設計値)。価格は11万5500円(世界限定1500本)。
シチズンコレクション エコ・ドライブ電波時計 ダイレクトフライト(CB5876-60E)は、希望と新しい挑戦を予感させる放射模様の文字板が特徴のモデル。肌なじみの良いウォームゴールドカラーを6時位置のサブダイヤルに使用。夜明けの太陽をイメージし、太陽が昇る様を表現している。ケース径は43.0mm、厚みは12.0mm(ともに設計値)。価格は6万500円(世界限定1600本)。
電波時計の歴史
シチズンは、標準電波を利用した「正確な時刻を表示する時計」の開発を1989年にスタートした。この開発はシチズンとしてゼロからの挑戦となり、日本にはなかった標準電波受信用のICを独自に開発、アンテナの小型化など多くの課題を乗り越え、1993年に世界初の「多局受信型電波時計」を発売した。1996年には、世界で初めて光発電エコ・ドライブを搭載した電波時計を開発。2001年にセラミック外装によるアンテナ内蔵化を実現した。さらにアンテナや受信回路を改善することで受信感度を大幅に向上させ、2003年にはフルメタルケースの電波時計を世界で初めて実現し、大ヒット商品となった。それ以降もシチズンは革新的な商品で電波時計市場をリードしている。