アユートは12月6日、ハイレゾオーディオブランド「Astell&Kern(アステルアンドケルン)」より、Hi-FiポータブルUSB-DACシリーズ第3弾となる「AK HC3」を発表した。発売は12月~2023年1月を予定している。
ストリーミングサービスのハイレゾ音源は、楽曲の豊かな音色や細かなニュアンスを味わえるが、多くのスマホでヘッドホン端子がなくなったことで、高音質な有線イヤホンを使うことが難しくなり、ワイヤレス伝送での音質の限界や応答速度の遅さを体感しているユーザーが増加している。
本製品は、優れたノイズコントロールと低消費電力化を実現しているESS製のSABRE HiFi DAC「ES9219MQ」をデュアルDAC構成で搭載。ユーザーからの要望が多かった3.5mm4極マイク入力に対応したことで、ゲーミングやテレワーク等の際にクリアな音声機能の使用も可能になり、PCやタブレット、スマホ等で手軽にハイクオリティーサウンドを可能にしている。
また電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現するテーラード超小型タンタルコンデンサーを搭載し、最適なオーディオ回路を構成することで、性能を落とさず小型化を実現。
さらにAstell&Kernが培ってきた独自のオーディオ技術により、消費電流を最小限に抑えながらも出力とオーディオ性能を高めているほか、新たに再生ファイルに応じて色が変化するLEDインジケーターを搭載している。
そのほか、USB Type-C to Lightningアダプターが付属。Android OS専用のボリューム調節連携アプリ「AK HC」にも対応する。実売価格は3万2980円前後の見込み。