PD対応のVisionLinkポートやWi-Fi 6E、2.5GbE LANも搭載

GIGABYTE B650 AERO Gは、高負荷時の安定性が抜群なAM5マザーボードだ

文●松野将太 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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最上段の拡張スロットは「Ultra Durable PCIe Armor」仕様

拡張スロット最上段は「EZ-Latch Plus」を採用。ボタン1つでビデオカードのロックを外せる。大型のカードではしばしばラッチを押しにくい状況があるため、嬉しい配慮だ。スロット自体はPCIe 4.0x16接続に対応する

下部の2スロットはPCIe 4.0x4駆動およびPCIe 3.0x1駆動になるため、ビデオカードは最上段への装着を推奨している

 拡張スロットはCPU直結のPCIe 4.0x16スロット×1、チップセット接続のPCIe 4.0x16スロット(PCIe 4.0x4駆動)×1、PCIe 3.0x16スロット(PCIe 3.0x1駆動)×1の計3本。最上段スロットのみ金属補強とともにアンカーポイントを増やした「Ultra Durable PCIe Armor」仕様で、上段スロットに装着したビデオカードなどを取り外す際に便利な「EZ-Latch Plus」をボードの右端に備えている。ビデオカードを装着する場合、最上段に接続するのが無難だ。

背面インターフェース。有線LANポートは 2.5GbE対応で、Wi-Fi 6E無線LANモジュールも標準搭載する

付属する無線通信用のアンテナ

PD対応の「VisionLink」ポートも搭載

 背面インターフェース類は、USB 3.2(Gen2x2 Type-C)×1、USB 3.2(Gen2 Type-A)×3、USB 3.2(Gen1 Type-A)×4、USB 2.0ポート×2、有線LANコネクター×1、光デジタル出力端子×1、オーディオジャック×2などを備える。映像出力はDisplayPort×1、HDMI×1の2系統。

 なお、GIGABYTEは本製品のUSB Type-Cポートを「VisionLINK」と呼称しており、60W Power Deliveryをサポートすることで、データの送信やディスプレー出力、電源供給といったあらゆる用途にケーブル1本で対応可能である点をアピールしている。対応するデバイスを所持していれば、便利に扱えるだろう。

BIOSアップデートに便利な「Q-Flash Plus」ボタンを基板上に配置。電源ボタンやリセットスイッチも同様に配置されている

 そのほか、有線LANポートは2.5GbE有線LANを採用し、無線LANモジュールによるWi-Fi 6E通信にも対応。CPUやメモリー不要でBIOSアップデートが可能になる「Q-Flash Plus」ボタンも利用可能だ。I/Oパネルは近年のハイエンド帯では当たり前になったI/Oシールドと一体化しているプリマウントタイプとなっている。

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