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iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第70回

試してわかった「Apple Watch Ultra」ダイコン機能のメリット、デメリット

2022年11月28日 23時00分更新

文● 太田百合子 編集●飯島恵里子/ASCII

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グローブをしていてもデジタルクラウンを回して画面を切り替えられる

メリット3:画面&振動が、見やすくてわかりやすい
 水中で画面が見やすいことや、バイブレーションで通知するしくみも、Apple Watch Ultraの特徴だ。2000ニトの明るいディスプレイは暗い場所ではもちろん、太陽がギラギラの水面付近でもとても見やすい。筆者が普段使っているダイコンはモノクロで、明るい場所、暗い場所ではバックライトを付けないと数字が見にくいこともあるが、Apple Watch Ultraではいつでもしっかり数字を読み取ることができた。

コンパスでは、アクションボタンを押して方向を定めることもできる

 水中で確認できるデータは、深度、無減圧限界時間および残り時間がわかるバー、潜水時間、水面までの浮上時間、水温、最大深度、浮上速度、バッテリー残量などで、デジタルクラウンを回すと画面が切り替わるしくみ。

 普段使っている筆者のダイコンは急浮上などを警告する際、「ピピピピピ」と音が鳴るのだが、Apple Watch Ultraは水中では音が鳴らない。代わりにバイブレーションで知らせるしくみだ。バイブレーションは、ウェットスーツの上からでもはっきりわかるくらい強力。一瞬ブルっとくるだけだと気づかないこともあるかもしれないが、繰り返し通知されれば必ず気づける。あわせて画面にも、赤色や黄色でわかりやすく警告画面が表示される。

安全停止の際は、3分間の停止時間が終わるまで振動が続くので、画面を見なくても経過がわかるのが便利だ

 警告音の場合は自分のダイコンが鳴っているのか、周りの人のダイコンが鳴っているのかわかりにくことがあるが、バイブレーションは自分だけにはっきりとわかる点がいい。

かなり長いエクステンション。ループから一度折り返して、エクステンション付属のループに通している

5ミリのウェットスーツの上から装着すると、そこまでの長さを感じず、むしろ安定感は抜群

 ちなみにApple Watch Ultraのオーシャンバンドには、6800円で別売されている長いエクステンションがあり、これを使用すればどんなに分厚いウェットスーツの上からもApple Watch Ultraを装着できる。ちょっと長すぎてウェットスーツを着る前はバンドの扱いに困ってしまうくらいだが、ループで折り返せばしっかり固定できる。

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