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2万円台で多機能&ロングバッテリー「HUAWEI WATCH GT 3 SE」の使い心地をチェック

2022年11月27日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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ウインタースポーツのモードも備えている

「ルートバック」など、一歩進んだ機能も搭載

 HUAWEI WATCH GT 3 SEには、加速度センサー、ジャイロセンサー、光学式心拍センサーなどを搭載し。GPSをメインとする複数の測位システムにも対応。5ATMの防水性能も備えている。

 これらを利用して計測できるワークモードは100種類以上とのこと。そのうち18種類が専門的なデータ計測や分析が利用できるようだ。具体的には屋外の運動がランニング、ウォーキング、ハイキング、クライミング、トレイルラン、サイクリング、オープンウォーター(水泳)、トライアスロン、スキー、スノーボード、クロスカントリースキーの11種類。屋内はランニング、ウォーキング、サイクリング、プール(水泳)、エリプティカル、ローイング、縄跳びの7種類。なお、ランニング、ウォーキング、エリプティカル、ローイングは「自動検出」にも対応。

 初期設定はオフになっているがオンにすると、運動を始めたことが自動で認識されて、ワークアウトモードの起動に導かれる仕組みだ。

ワークアウト中の画面の例

 筆者は試用中に屋外ウォーキングしか試すことはできなかったが、操作に迷ったり、不便を感じたりすることはなかった。「ワークアウト」のメニューから選択するだけでスピーディーに起動でき、距離や時間などの目標を設定することも可能。一定の距離を通過した場合などに画面と音声で通知されるが、英語でやや長めの音声ガイドが流れるので、初めて使う人は驚くかもしれない。スポーツジムなど、多くの人がいる場所で使う場合は「設定」でオフにしておく必要がある。

ワークアウト終了時の画面の例

 ワークアウトを終えると、計測されたデータを画面で確認でき、スマホにインストールした「HUAWEI Health」アプリに同期される。同アプリでは、地図上に歩行ルートを表示させたり、心拍数の推移をチェックしたり、より詳細なデータを確認することができる。

「HUAWEI Health」アプリでは、より細かい情報が見やすく表示される

 いまやほとんどのスマートウォッチやスマートバンドで運動のトラッキングができ、心拍数が自動でモニタリングされる。そんな中で、筆者がWATCH GT 3 SEを使って、おっと思ったのが「ルートバック」機能だ。ウォーキング中に画面を右になぞると、来た道を戻るガイドを起動できる画面に切り替わった。GPSを使うワークアウトをしている場合に使える機能で、登山やハイキングなどで道に迷った場合に重宝するだろう。また、GPS信号が弱くなった場合に通知して、登山中に道に迷うことを事前に防ぐ「失踪アラート」という機能も備えている。

道に迷った時に、来た道をたどって戻れる機能も搭載

 他社のウォッチでは見かけない機能として「AIランニングコーチ」なるものも搭載されている。自分の年齢や過去のランニング状況などに合わせて、自分に合ったランニングプランを作成してくれる機能だ。向き不向きはあるだろうが、「いつ、どれくらい走ればいいのかがわからない」という人は試してみる価値があるだろう。

画面に表示される質問に答えていくと、自分に適したランキングのプランが提案される。作成されたプランはウォッチに同期され、ランニング時に起動できる

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