ファーウェイが11月18日にスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を発売した。「WATCH GT」シリーズは、ベーシックなアナログ腕時計を模した円形デザインで、必要十分な機能を備え、電池が長持ちすることでも人気のシリーズだ。3世代目の「WATCH GT 3」は2021年12月に発売され、今年7月にはプレミアムモデル「WATCH GT 3 Pro」が登場。
今回、ラインナップに加わる「WATCH GT 3 SE」は、従来モデルと同等の機能を備えつつ、カジュアルなデザインを採用。価格を少し抑えたモデルだ。どんな人に向いているのか? 発売に先駆けて使うことができたので、率直な使用感をレポートしたい。なお、筆者はiPhone 14 Proとペアリングして、1週間使用した。
軽やかな装着感で、スポーツ時にも適している印象
円形の文字盤には1.43インチの有機ELディスプレイを搭載。ほとんどの画面は背景が黒で表示されるので、文字やアイコンがくっきりと見やすい。
ベゼルに「分を刻むデザイン」は、旧来のダイバーズウォッチに「回転可能なベゼル」と連携した機能として多用されてきたが、本モデルのベゼルは回すことはできずあくまでもデザインとしてのあしらい。ちなみにケースの右側の2時位置にあるリューズを模したボタンも、回す操作には対応していない(上位モデルのGT 3と GT 3 Proはボタンを回して画面のスクロールなどができる)。
ケースは樹脂製でカジュアルな印象。カラバリはグラファイトブラックとワイルドネスグリーンの2色展開で、筆者はワイルドネスグリーンを使っている。落ち着きのある色なので、幅広いユーザー層に合いそうだが、ハイブランドのスーツなどには合わないだろう。
付属のバンドはシリコン製と思われるが、わりと硬めでしっかりと装着できる。一般的な22mm幅なので、市販のバンドに付け替えることもできる。ケースは約35.6gという軽さで、厚さも約11mmに抑えられている。見た目の印象よりも軽やかな装着感で、スポーツをするときや、長時間の装着にも適しているだろう。