高性能なのに省スペースなセット製品
机も広々で快適過ぎるレノボの超小型デスクトップ<ThinkCentre M75q Tiny Gen2 (Win11)> +モニターセット
2023年02月02日 11時00分更新
提供(PR):レノボ・ジャパン
レノボの<ThinkCentre M75q Tiny Gen 2>は、容積約1Lのコンパクトな本体にAMD Ryzen 7 Proなどを搭載してフルサイズのデスクトップPCに負けないパフォーマンスを実現した超小型PCだ。強固なセキュリティ機能や充実したインターフェースを装備しており、機密データを取り扱うことの多い業務にも安心して使用できる。今回は、三辺狭額縁の21.5型フルHD液晶ディスプレイ<ThinkVision S22e-20>とのセット販売モデルを試すことができたので、その使い勝手などを詳しく紹介していこう。
<ThinkCentre M75q Tiny Gen 2>の主なスペック | |
---|---|
製品名 | ThinkCentre M75q Tiny Gen 2 |
プロセッサー | AMD Ryzen 7 Pro 5750GEプロセッサー(3.20GHz/最大4.6GHz) |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス(内蔵グラフィックス) |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1 |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)、USB 3.1 Gen2(Type-A、Powered USB対応)、USB 3.1 Gen1×2、USB 2.0×2、DisplayPort、HDMI、LAN、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボ ジャック |
サイズ/質量 | およそ幅36.5×奥行182.9×高さ179mm/約1.25kg |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
<ThinkVision S22e-20>の主なスペック | |
---|---|
製品名 | ThinkVision S22e-20 |
画面サイズ | 21.5インチ |
解像度 | 1920×1080 |
輝度 | 250cd/m2 |
アスペクト比 | 16:9 |
コントラスト比 | 3000:1 |
応答速度 | 4ms(Extreme Mode)/6ms(Normal Mode) |
パネルタイプ | VA |
インタフェース | HDMI、VGA、オーディオ出力(3.5mm) |
視野角 | 水平178°/垂直178° |
サイズ/質量 | およそ45.5×296.8×489.3mm/約2.39kg(モニターヘッド部のみ) |
置き場所を選ばない容積約1Lのコンパクトな筐体
デスクトップPCはノートPCに比べて性能や拡張性が高めで、複数の周辺機器をつないで使いやすいのがメリットのひとつ。据え置きメインで使うならノートタイプよりデスクトップタイプを選ぶという人も少なくないだろう。もっとも、そのぶん性能の高いモデルは筐体が大きくなりがちで設置場所に悩まされる場合も多い。
そこで注目したいのがレノボの<ThinkCentre M75q Tiny Gen 2>だ。わずか1Lという容積にもかかわらず、高性能なAMD Ryzen 7 Proや高速なNVMe対応SSDなどを搭載することで、フルサイズのデスクトップPCに負けないパフォーマンスを実現しているのが大きな特徴だ。
製品を箱から取り出して、まず驚くのがそのコンパクトさ。およその本体サイズは、幅が36.5mm、奥行きが182.9mm、高さが179mmで、厚めの漫画の単行本を少し横に引き伸ばしたようなサイズ感。机の上に置いても邪魔になりにくいのが嬉しい。
筐体は黒を基調にした直方体で、縦置きだけでなく横置きにも対応する。本体右側面に横置き用のゴム足がついているほかは凹凸もなく、シンプルで洗練されたデザインが印象的。製品パッケージには縦置き用のスタンドが同梱されており、底面に装着することで縦置き時の安定性が高まるようになっている。
電源は外付けで製品には65W出力の小型ACアダプターと電源コードが付属する。このほか、直販サイトでのカスタマイズによって異なるが、評価機の場合はワイヤレスタイプのキーボードとマウス、無線LAN用アンテナが同梱されていた。
インタフェースは、本体前面にUSB 3.1(Type-C)、USB 3.1 Gen2(Type-A)、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボ ジャックが、本体背面にUSB 3.1 Gen1(Type-A)×2、USB 2.0×2、DisplayPort、HDMI、LANポートが搭載されている。前面のUSB Type-Cは最大10Gbpsのデータ転送と4.5Wの外部電源供給に対応しており、スマホの同期や電子機器の充電などに利用できて便利だ。
このほか、オプションでさらに2ポート追加することも可能。そのうち1ポートはシリアルポートで、もう1ポートはシリアルポート/VGAポート/DisplayPort/HDMI/USB Type-C/USB 3.1から1つ選択できる。映像出力端子を追加した場合は、標準搭載されているDisplayPortとHDMIを含めると、最大3台までの外部ディスプレイに出力することが可能だ。
小型軽量にもかかわらず使用頻度の高いポートが充実しており、つなげたい周辺機器が数多くある場合でもポート不足に悩むことは少なそうだ。
メンテナンス性やセキュリティの高さも魅力的
内部スペースに限りがある小型デスクトップPCでありながら、拡張性やメンテナンス性に配慮された設計になっているのも本機の特徴。本体背面のネジを外して左側面(縦置き時)のパネルをずらすと、簡単に内部にアクセスすることができる。
本体内部には空の2.5インチベイがひとつ用意されており、市販の2.5インチHDDやSSDを増設できる。ストレージの取り付けはツールレスで行うことができ、難易度は低め。パーツの交換や増設の経験があまりない人でも、それほど苦労せずに作業できると思われる。
反対側の右側面のパネルもずらすだけで簡単に外すことが可能。こちらにはM.2スロットが1基とメモリースロットが2基用意されているが、評価機の場合はメモリースロット1基のみ空いており、他はすべて使用済みの状態だった。なお、いずれもツールレスで取り付け・取り外しできるようになっているので、自己責任にはなるが規格に合うメモリーやSSDを入手すれば、比較的容易に交換や増設ができそうだ。
もっとも製品の信頼性や安全性を重視する場合は、メモリーやストレージなどはできるだけ購入時に希望の構成にカスタマイズしておいた方がいいだろう。というのもレノボのPCは開発・製造段階からソフトウェアだけでなくハードウェアやファームウェアレベルでもセキュリティ対策が施されているため。
たとえばBIOSが改ざんされてもそれを検知して自動で攻撃前の状態に修復することが可能。公衆無線LANの安全性を判断するWi-Fiセキュリティや、物理ポートの保護機能なども装備されている。レノボでは、こうした包括的なセキュリティ・ソリューションを「ThinkShield」と呼んで全製品に展開しており、ユーザーが意識しなくてもデバイスやデータがセキュリティリスクから保護される仕組みになっている。
また本製品の場合は、アメリカ国防総省制定のMIL規格に準拠した耐久性テストもクリアしており、過酷な作業環境でも問題なく使用することが可能。購入時のカスタマイズであれば、こうしたセキュリティや耐久性の検証が行われているため、より安心して使用することができるはずだ。
このほか、プロセッサーにはメモリー上のデータを暗号化するAMD Memory Guardのようなセキュリティ技術も搭載されている。機密情報を扱うような業務でもデータ抜き出しによる情報漏洩などの心配をせずに使えるのも、本機の魅力的な部分といえるだろう。