激レアモデルから往年の名車まで
ランボルギーニの歴史を彩るマシンたち
会場には、様々な同社のスーパースポーツが展示されていたほか、ドゥカティとのコラボレーションバイク、そして同社初の4輪駆動車LM002が展示されていた。
内燃機関一筋でやってきた
ランボルギーニの次なる一手とは?
さて、脱炭素時代を今後迎えるにあたり、ランボルギーニの今後はどのようになるのだろう。Stephan Winkelmann CEOは、プレスカンファレンスで以下のように答えた。まず現状について。
「ランボルギーニの2022年は、過去最高の売り上げを達成できるでしょう。ランボルギーニの強みは、北米、アジア、ヨーロッパできれいにセールスが分かれているところです。そして日本は世界で5番目にランボルギーニを販売している重要な市場です。現在のラインアップは、主要3モデル、といっても現在はアヴェンタドールの販売はしておりませんが……。上級モデル、ワンオフ、そしてごくわずかの限定車です。そのほか、レース用モデルを販売しております。現在はコロナで中断していますが、来年度からはスーパートロフェオを復活させる予定です」と話した。
また、今後の予定については「ランボルギーニといえども、脱炭素化の時代には逆らえません。来年予定している12気筒モデル(アヴェンタドール)のHV化を皮切りに、ハイブリッドモデルを投入していきます。Urusも2024年にハイブリッドモデルの投入を計画しています」。
このように、ハイブリッド化を進める一方、ガソリンのUrusが購入できるのも、あと数年であることを示唆した。「そのために過去最大級の投資をして、これからの時代の準備を進めています」と力強く語った。気になるEVについては「EVモデルも現在開発を進めていますが、ハイパフォーマンスカーというよりも、もう少し日常に寄せた、4座のモデルを検討しています」と、2028年に販売する予定と言及。
さらに「代替燃料についても検討しています。ですが、燃料がエンドユーザーの元まで潤沢に届けられる必要があります。燃料を届けることができなければ、ランボルギーニは将来的に100%EV化することでしょう」とのことだ。
来年以降、ハイブリッドモデルを市場に投入。そして2030年以降の電動化に向けて生き残りをかけるランボルギーニ。SUVでも独自の魅力を放つ同社、EV化した闘牛はどのようなモデルになるのか注目したい。