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ドコモが首都圏での最大震度7を想定した「総合防災訓練」を開催! ドローン中継局も披露

2022年11月18日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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NTTロジスコや佐川急便など
関係機関との連携にも注力

 大規模災害の発生時には、関係機関との連携も迅速にできる態勢になっている。今回の訓練では例として3社と協力した取り組みが紹介された。

 移動基地局車や移動電源車への給油には、NTTロジスコのローリー車が出動する態勢になっている。また、佐川急便とも協力関係を結び、可搬型基地局やさまざまな救援物資を運搬できるという。陸路での救援が困難な場合は、ヘリコプターが出動。この日の訓練では、朝日航洋のヘリコプターが可搬型基地局を運んでくるデモンストレーションが披露された。実際の災害時には被災者を運ぶこともあり、被害状況を調査するために使われることもあるという。

NTTロジスコのローリー車が、ドコモの移動基地局車などへの給油を行える態勢が整えられている

佐川急便とも協力関係にある

実際にヘリコプターで基地局を運搬するデモンストレーションも行なわれた

朝日航洋のヘリコプターが出動

避難所での無料充電やWi-Fiサービスを提供

 避難所に設営されるスマホを充電できる場所やWi-Fi機器も披露された。「みんなの防災カレッジ」と銘打っていることもあってか、大学生のボランティアの大学生被災者の役として参加し、被災時にするべきことを学んでいた。

被災時は停電になることが多く、電力が非常に重要となる。ドコモはスマホを充電できる場所も設営する

機種が異なるスマホや携帯電話を一度に10台充電できる「マルチチャージャー」。ドコモのユーザーでなくても無料で利用できる

無料で使えるWi-Fi親機も設置される

 ドコモは日本郵政グループとも災害時の取り組みについて協定を結んでいる。災害で郵便局が休業した場合に、仮店舗として使われる「車両型郵便局」も展示され、内部を見ることができた。郵便物の発送・受け取りができることはもちろん、ATMが設置されており、預金を引き出すこともできるという。

日本郵便の車両型郵便局

車両型郵便局の内部

ゆうちょ銀行のATMも設置されている

 ひとりひとりがすぐにできる災害対策として、ドコモの「災害用キット」アプリが紹介され、「災害用伝言板」の利用方法も紹介された。

ドコモの「災害用キット」アプリも紹介。Androidスマホにはプリインストールされているが、iPhoneは「App Store」からのインストールが必要

 訓練を終えて、ドコモの塩野氏は「ドコモの災害対策にかける思いをご理解いただけたら幸いです。これからの災害対策に全力で取り組んでいきます」と話していた。

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