これまでのGPUとは一線を画すパフォーマンスで、30万円を超える価格帯ながら人気となっているGeForce RTX 4090搭載ビデオカード。その登場から1ヵ月。GeForce RTX 4090の下位モデルにあたる「GeForce RTX 4080」を搭載したビデオカードが11月16日23時に販売解禁となる。
GeForce RTX 4080を搭載するPalit製ビデオカードの最上位モデル「GeForce RTX 4080 GameRock OC」(型番:NED4080S19T2-1030G)をいち早く触れる機会に恵まれたので、さっそくレビューしていこう。
Palit「GeForce RTX 4080 GameRock OC」(以下、RTX 4080 GameRock OC)は、 先月レビューした「GeForce RTX 4090 GameRock OC」と瓜二つになっている。329.4×137.5×71.5mmという圧巻のカードサイズとともに、「GameRock」シリーズの魅力となるスターライトブラッククリスタルを採用した“Midnight Kaleidoscope(真夜中の万華鏡)”仕様のトリプルファンGPUクーラーなどが採用されている。
最大TGPが500WになるRTX 4090 GameRockシリーズとは異なり、GPUコアとメモリーの受熱ベースにベイパーチャンバーは採用されていない。とはいうものの、その筐体の大半を占める大型ヒートシンクと、新設計となる約95mm径の「Gale Hunterファン」×3基で、TGP340WのRTX 4080 GameRock OCを強力かつ静かに冷却できる。
そのほかブーストクロックとパワーリミットをNVIDIAリファレンスに切り替えできるデュアルBIOSや、マザーボードのLED制御ユーティリティーから、RTX 4080 GameRock OC搭載LEDギミックを制御できる「ARGB SYNC」機能が備わっている。
RTX 4080 GameRock OCはファクトリーオーバークロック仕様で、ブーストクロックはリファレンスの2505MHzから2604MHzにアップ。TGPも340Wになっている。PCIe補助電源コネクターには12VHPWPを採用し、PCIe 8ピン×3コネクター→12VHPWR変換ケーブルが付属している。
Palit「GeForce RTX 4080 GameRock OC」スペック表 | ||||||
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製品名 | GeForce RTX 4090 GameRock OC | |||||
型番 | NED4080S19T2-1030G | |||||
アーキテクチャー | Ada Lovelace | |||||
ベースクロック | 2205MHz | |||||
ブーストクロック | 2604MHz(リファレンス 2505MHz) | |||||
メモリーデータレート | 23Gbps | |||||
搭載メモリー | GDDR6X 16GB | |||||
メモリーバス幅 | 256bit | |||||
PCI Express | Gen4.0×16 | |||||
TGP | 340W(リファレンス 320W) | |||||
補助電源コネクター | 12VHPWP(8ピン×3) | |||||
ブラケット | 3スロット | |||||
占有スロット | 3.5スロット | |||||
カードサイズ | 329.4×137.5×71.5mm |